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【ソード・ワールド2.0リプレイ】アイラットは雨模様【英雄志望と二つの剣2nd season 1-5】

英雄志望と二つの剣

<前回 第1シーズン2−1

 

前回のあらすじ

有害植物の駆除を依頼された探索者たち。道中で農民と騎士の争いを目にする。食料不作の中で食料庫の食料までも奪う騎士。一方でダインハイトからの難民に食料泥棒と暴言を吐く農民…。アークは騎士が農民を斬る前に代わりに殴り飛ばして場を納める。騎士が農民を斬るとは思えないレイラにとって、その現実は受け止め難いものであった。

 

アイラット北平原監視所

GM:さて、場面はみなさんが監視所にたどり着いたところに移ります。とはいえ、話が付いていたとはとても考えられない体たらくで、誰に話を聞いてもどこに行けばいいのか今ひとつわかりませんが、そのうち一つの部署がみなさんの担当であることがわかります

レイラ:ゲームでさえたらい回しをされるんですか…

サラー:とりあえずその部署を訪ねることにしましょうかね。どうにも、いくらか気に入らないところはあるけれど

疲れ切った公務員

GM:連日の業務で疲れ切った公務員みたいな男が青白い顔をして、頭をかいて書類とにらめっこをしています

レイラ:ノックしてもしもーし

青白騎士:「んあ?」

レイラ:「失礼します、お時間よろしいでしょうか?」

青白騎士:「あんまりよくはないんですが、どういった御用向きで?」

サラー:(人材不足ってことなのかしら? これじゃ、師匠も苦労するわね)

レイラ:「有害植物駆除の依頼の件でお邪魔したのですが」

アーク:「雑草駆除に来たよ!」

青白騎士:「有害植物…ああ、開拓事業団の。少々お待ちを」

GM:そう断ると、いったん後ろの書棚に戻って、幾つかの引き出しを開け閉めすると、少し考えてまた別のところ開いてようやく一枚の紙を取り出し、みなさんのところに戻ってきます

カシウス:(書類多いな…)

青白騎士:「まだここに来たばっかりで、いろいろごたついてるんですよ、すみませんね」

レイラ:「いえ…お疲れさまです」

有害植物とはいったい

青白騎士:「ええと、有害植物というのはですね、この北のほうで昨年確認されたものでして…」

サラー:「どんなやつかわかるかしら? 対処がわかってると少しは楽なのだけど」

青白騎士:「ひとつめは…たくさんの花があって、野生動物を食っていた…と書かれています」

サラー:「…ネズミとかよね?」

青白騎士:「さあ? 野生動物だそうです」

カシウス:「…人も食うってわけじゃないよな?」

サラー:「だとしたら、もうそれは魔物退治よ?」

レイラ:「思ったよりアグレッシブな植物ですね」

 

青白騎士:「もうひとつ報告が上がっていまして、それは…トゲトゲのツタ、足元注意。だそうです」

ノイ:「報告が雑すぎない?」

青白騎士:「私に言われても困ります。ダインハイトの事件でみんな前線配備になって、ここだって急に帝都から引っ張り出された役人ばっかりなんですから」

サラー:「…」とりあえず、今の情報だけでも魔物知識判定できるかしら?

GM:構いませんよ。判定をどうぞ

 

魔物知識判定→サラーのみ成功

 食人植物 ブラッディーペタル*1
 トゲトゲ ビッグアーチャー*2

 

サラー:「有害植物って、そういうことね。植物型モンスターよ」

レイラ:「毒草の類と思ってました」

アーク:「雑草じゃないの?」

 

ノイ:「だいたいどの辺で見つかったとか、わかってるの?」

青白騎士:「ええと、こちらがアイラット平原北部の地図なのですが、今年の雨季に入ってからはまだ調査されていないもので…」

カシウス:「何か違うのか?」

青白騎士:「ひょっとしたら、草の深いところとか、水の流れるところとか、違っているかもしれません」

サラー:「ふむふむ。結構広範囲のようね。この地図、もらっても?」

青白騎士:「はい、写しならありますからね。それに、雨に濡れたものを保管はできませんよ」

ノイ:「あー、雨季なのか…」

青白騎士:「もしついでに今年の水の流れを調査していただけたら、こちらからもお礼をお渡ししますので」

カシウス:「わかった」

青白騎士:「あ、それで、有害植物なんですが…報告書ではこの辺とこの辺ということまでしか特定できないのです。書庫に資料が残っていたり、望み薄ですが監視所の兵の中には調査時を知るものがいるかもしれませんので…」

レイラ:(またたらい回しですね…)

ノイ:「あとは調べてってことね」

 

サラー:「地図がもらえただけでも助かるわ。しかし、厄介なお仕事になりそうねぇ。えーと、そういえば、まだ名乗ってなかったわね」と断ってから名乗るわ。いつまでも青白さんじゃかわいそうだし、お名前伺っても?

GM:えっ…

サラー:え?

GM:じゃ、じゃあアオジーロさんで

ノイ:変わらなかった…

 

アオジーロ:「調査中、こちらの兵舎を宿としてご利用ください。こちらが許可証ですので、報酬の受け取りのときにご返却いただきます。とはいえ、食事は…情勢が情勢ですので…」

カシウス:「食事はこっちでなんとかするさ。さすがにこんな状況でもらうわけにもいかないしな」

レイラ:「はい、大変なときですから、宿だけでもたすかります」

サラー:保存食は…まぁまぁあるわね

アーク:うん

ノイ:わたしはあまり関係ないけど

カシウス:ルーンフォークっていいな…

 

今回の調査項目について

GM:さて、今回は調査項目があらかじめカードで明示されています。1日調査すれば4つまでのカードにトライすることができます。みなさんなら2、3日あれば余裕でしょう

 

探索項目の一覧

一般情報 監視所の近くにはいない
     〈地図製作判定13〉
     〈天候予測判定11〉

トゲトゲ 植生の情報〈見識判定12〉
     移動習性について〈文献判定13〉
     目撃証言〈聞き込み判定13〉

食人植物 証言の記憶〈聞き込み判定13〉
     遭遇の記憶〈聞き込み判定13〉
     植生の情報〈見識判定11〉

 

GM:そしてこちらが簡易的ですが地図でございますお納め下さい

 

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浅い緑:草原
深い緑:草の深い場所
青色:昨年雨季に水が溜まっていた場所
茶色:栗の木があってトゲトゲが落ちている場所
灰色:監視所(中央が冒険者の現在地点)

 

GM:情報を得ると範囲が自動的に追加されて、どんどん候補地が少なくなります

GM:自らの足で踏破するなら、急ぎ足で1日20マス、警戒しながらで1日10マスを踏破できます。そのとき視界は十字に1マスずつ通ります。

ノイ:なるほど、自分たちの足だけで稼いでもさすがに5日じゃ無理だね

サラー:それじゃ手早く情報収集を始めましょうかね

 

 

次回へつづく

*1:ルールブック改訂版1-388

*2:ルールブック改訂版2-276