【ソード・ワールド2.0リプレイ】目覚めの鐘【英雄志望と二つの剣4-4】
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前回のあらすじ
ダインハイト要塞でノイル派と蛮族の結託したクーデターが発生した! 防衛作戦を指揮するクリスティンの指示でフレデリックの確保を試みる冒険者たち。フレデリックの足跡を追った先で、盗賊たちが市民を攻撃しているところに遭遇する。
戦闘! vs盗賊団
第1ラウンド冒険者サイド
アークの行動
アーク:通常移動で接近! 乱戦宣言! 馬の上の人間に魔力撃!
アーク:新武器、スティールブレイドのお披露目だ!!
命中判定 2d6+6 → (6,5)+6 → 17 win!
回避判定 固定値12
アーク:これが主人公の力だ!!
威力24+12(C10) → (5,6) →1回転!!→ (5,2) → 9+6+12 → 27
防護点4 27-4 → 23点物理ダメージ(残りHP2)
アーク:フレッドを助けるんだ!
カシウス:いいぞアーク! それでこそ主人公だ!
ノイの行動
ノイ:とどめをさす!
ソリッドバレット装填(MP-1)
命中判定 2d6+6 → (3,3)+6 → 12 lose…
回避判定 固定値12
ノイ:はずれた…
サラー:レイラちゃんがあと2を叩くのはもったいないわね…
カシウス:俺を忘れていないか?
レイラ:そうですね! やってください、カシウスさん!
カシウスの行動
カシウス:隠密状態のまま通常移動で接近! ショートソードで奇襲攻撃だ!
GM:商店の間の路地から一つの影が踊りだして騎手に飛びかかる!
レイラ:かっこいい!
命中判定 2d6+4 → (1,2)+4 → 7 lose…
回避判定 固定値12-4 → 8
GM:こ れ ぞ カ シ ウ ス
アーク:(1,1)はファンブル、(1,2)はカシウス
カシウス:スカり「け、剣は久しぶりだからな…」
サラー:レイラちゃん、先にもう一騎をしとめられる?
レイラ:任せてください!
レイラの行動
レイラ:通常移動でもう一騎に乱戦宣言!
キャッツアイを宣言! 命中+1、3R(MP-3)
魔力撃を宣言!
命中判定 2d6+7 → (6,5)+7 → 18 win!
回避判定 固定値12
威力10+12(C10) → (6,5) →1回転!!→ (1,5) → 6+3+12 → 21
防護点4 21-4 → 17点物理ダメージ(残りHP8)
追加攻撃を宣言!
命中判定 2d6+7 → (3,5)+7 → 15 win!
回避判定 固定値12
威力10+12(C10) → (1,4) → 2+12 → 14
防護点4 14-4 → 10点物理ダメージ(残りHP-2)
レイラ:馬からたたき落とします!
ノイ:2発で人が死ぬ拳…
カシウス:始めのシナリオでカエルを粉砕しただけのことはある…
サラーの行動
サラー:この勢いに乗りましょう。3m制限移動で前進。残りの騎手を射落とすわよ
ラップドボウ、通常矢
命中判定 2d6+8 → (4,6)+8 → 18 win!
回避判定 固定値12
威力28+7(C10) → (5,4) → 9+7 → 16
防護点4 16-4 → 12点物理ダメージ(残りHP-10)
GM:サラーの力のある矢に弾き飛ばされるように騎手は馬から落ちます
サラー:「今は雑魚なんて構ってられないのよ」
GM:ここで相手は皆さんの鬼気迫る攻撃に恐れをなして逃走を試みます
盗賊:「こ、こんなところに居られるか! 俺はこんな街とおさらばしてやる!」
GM:追いますか?
アーク:フレッドが優先!
カシウスの貴重な成功シーン
カシウス:GM、ちょっと奴らに暴れていいという指示を出した連中が気になる。スリ判定は可能か?
GM:さすがに接近したら相手も反撃するでしょうね
カシウス:ふむ…
サラー:鏑矢で音を出して支援するわ
GM:ではシューター+知力ボーナスと精神抵抗を競わせます
サラー:2d6+6 → (3,6)+6 → 15
盗賊:2d6+5 → (3,4)+5 → 12 抵抗失敗
GM:その音に思わず盗賊のボスは驚いて足をもつれさせます
カシウス:スリを仕掛けるぜ
GM:目標値は9とします
カシウス:2d6+5 → (2,2)+5 → 9
GM:では、音に気を取られたところでカシウスは冒険者セットのナイフを投げましょう
GM:相手には当たりませんが、そのナイフは服を引き裂いて貫き、屋台にでも刺さりましょう
カシウス:「サラー、助かった!」逃げ去る盗賊は放置して、ナイフを回収するぜ
ノイ:やだカシウスなのに…
レイラ:これでカシウスさんじゃなかったら素直にかっこいいって言えたんですけど…
カシウス:どういうことだよ!
GM:ナイフの先には指令書らしきものが付いています
カシウス:どうせノイルの仕業だろうけどな
アーク:10秒でケリがついたけど、フレッドを探さなきゃ!
目撃者の発見
GM:と、カシウスさん、そのナイフが刺さった屋台の影で、小さくなって怯えている男を見つけます
アーク:フレッド!
GM:いえ、カシウスはよく知っている商人です。ゴーツウッドと言います
カシウス:誰だっけ…なんか聞いたことが…
サラー:間違いなく聞いたことがあるわ…
アーク:5の人! じゃあ無視!
ノイ:あーっ! 第2シナリオの5の人!
レイラ:5の人!? こんなところで何を!?
5の人の証言
カシウス:「ん? お前は…」
5の人:「すまねぇなナイトメアの坊主」
カシウス:GMからも5の人呼ばわりされてる…
レイラ:モブでも5番目ですから
サラー:モブ・オブ・モブ
カシウス:奴はモブの中でも最弱
レイラ:四天王にすら入れない軟弱者です
5の人:「あの赤髪が探してるフレッドって、フレデリック・ヴェルチのことか? ならさっきの騒ぎの前まではこのあたりにいたはずだ」
カシウス:「なに、ほんとうか!? そのあとどこに行ったかわかるか?」
5の人:「あの騒ぎだったし、他の賊にも追われているみたいだった。何しろ金持ちそうだからだろうな」
カシウス:「そうか…どっちに行ったかはわかるか?」
5の人:「あの様子なら、誰か信頼している人のところに逃げ帰ったんだろう。公王府とかだろうな。逃げ足だけは早い坊ちゃんだな、ありゃ(苦笑」
カシウス:「そうか! サンキューな!」500Gの入った金貨袋を押し付けとこう、情報料だ!
ノイ:また大金を…
カシウス:「お前も早く逃げろよ! 生き残るんだ!」
5の人:「お前、噂と違って悪い奴じゃないみたいだな。行くなら気をつけろよ。なんか街の様子がおかしい」
急げ! 公王府へ!
カシウス:「みんな! 坊ちゃんは公王府の方に向かったみたいだ!」
サラー:公王府は今はまずいわ
GM:そう思った屋根の上のサラーの視線の先、公王府の隣の剣の神殿で大きな砂埃が起こり、戦闘が開始されたことがわかります
サラー:「全員、すぐに公王府方面へ! 坊ちゃんがたどり着く前に追いつく!」飛び降りて急ぐわ
どちらの道から行ったのか
GM:さて、現在地から公王府に向かうには右と左、二つの道があります。西門大通りを抜ける左のルート、冒険者の宿を横目にライダーギルド前を抜けるルート。近いのは左。遠回りは右です。朝にレイラが通った道ですね
ノイ:分断か
サラー:別れないと坊ちゃんを取り逃しちゃうかもしれないわね
アーク:左はさっき兵士が出てくるのをサラー達が見てたね。けど・・・
アーク:僕はそんなこと知らない! 近い方で猛ダッシュだ!
サラー:ならアタシが面倒みるわ。あとの3人は右からお願い
カシウス:先制判定と前衛後衛、火力まで考えたらそれ以外ないか
レイラ:ですね
ノイ:よし、行こう
サラー:「坊ちゃんを確保したらクラウ・ソラスに向かって! 人通りの多い道を使いなさい!」
カシウス:「ああわかった!」
アーク:ダーッシュ!
サラー:「アタシは貧乏くじねっ、まったく!」
左右の道では
GM:ではイベント的には左ー右ー左ー右と処理しましょう
GM:アーク達は猛ダッシュでもう一度商店街を駆け抜けます
GM:西門前の大通りまで駆け抜けたところで、公王府前の内門に騎士が3人隊列を組んで封鎖しているのが見えます
アーク:正騎士は無理だ・・・
サラー:相手にする必要はないわ。ただ…封鎖か…
GM:封鎖されているということは、ここをフレッドが通ったなら既に相手の手中にありますね
アーク:右だったか
GM:さて一方右のみなさん。冒険者の宿の前を駆け抜けることになるのですが、そのときクラウソラスから激しい音がして、傭兵らしき人間が吹き飛んでノビるのを目撃します。ゴリさんは上手くやっているようです
ノイ:援護したいから足を止めかけるけど…今はフレッド!
GM:3人はゴリさんを信頼して駆け抜けましょう。ライダーギルドの前も抜けて、こちらの内門は封鎖されていません。正面に騎士団本部、レイラが飛び出してきた施設ですね
カシウス:「急ぐぞ! まだ封鎖されてない!」
レイラ:(ヴェルチ殿…ご無事で…! でも今は…!)
残念だったな、トリックだよ
GM:というところで、アークさん。あなたは気付くことができるでしょうね
アーク:はっ!!
GM:もう一度5の人の発言を掲示しますよ?「あの様子なら、誰か信頼している人のところに逃げ帰ったんだろう。公王府とかだろうな」
アーク:これ、公王府って決まったわけじゃない!
カシウス:フレッドが信用しているところ!
アーク:カシウス嘘教えないでよ!
サラー:あー、アタシも完全に意識の外だったわ
アーク:キキーーッ! ブレーーキ!
サラー:キキーーッ! 「うわっ!? どうしたのよ!?」
アーク:「あれ? ・・・うん?」
サラー:「急にどうしたのよ、急ぐんじゃないの?」肩で息をしつつ
アーク:「フレッドって危なくなったらこっちに逃げるかな? だって家出貴族だよ?」
サラー:「それは…でも家族のところに行くのが普通じゃ…」顎に手を当てて考えこみ
サラー:「アーク、あなたはどこへ行ったと思うの?」
アーク:「一番信用できるところ!」
サラー:「…あの子の一番信用できるところ? 父親? クリスティン様? それとも…」
サラー:「まさか…トモダチ? 言われてみれば盗賊騒ぎの場所から一番近いのは…」
アーク:「宿だよ!!」来た道をダッシュ!!
サラー:「!!」アタシもダッシュするわ!
ミスリードが招いた危機
GM:では、そんなこととは全く気付かず、騎士団本部に突入してしまったお三方を進めましょう。飛んで火にいるなんとやらですね(にっこり
カシウス:す…すまない…俺のミスで…
ノイ:いや、あの段階では誰も気づけなかったよ
レイラ:気にしたら負けです! ヴェルチ殿の執務室を確認してみましょう! いないってわかってますけどね!
GM:そうこなくっちゃ! さて、そこに向かおうと廊下を一つ曲がろうとしたとき、朝クリスティンが倒れた血痕がまだ残っている場所なのですが、その先で執務室の扉は開いており、人の気配があります
ノイ:あーPLとしては罠ってわかってるけどノイちゃんに教えてあげられない! いっちゃえー!
カシウス:なるようになれーっ!
レイラ:ドアバーン!
GM:さて、ドアをバーンと開きますと、中から力強い男の声が聞こえます
???:「誰だ!」