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TRPGをやりたい!

TRPGのトビラをひらこう!

【ダブルクロス3rdリプレイ】Crumble Days ミドルフェイズ1

リプレイ・ノベル

Scene4:日常と非日常の狭間

9月某日
バス事故から3時間後
N市 UGN病院

 

シーン登場ダイス

百目鬼 天命:1d10 → 8(現在侵食値42)

和泉 和弘 :1d10 → 8(現在侵食値38)

 エヴァ  :1d10 → 9(現在侵食値48)

黒沼 夏目 :1d10 → 9(現在侵食値41)

 

 バス事故の現場からUGN病院に運ばれた百目鬼。治療を受けた結果、鬼への変貌は収まり、今は普通の青年の姿へと戻っている。エヴァと和泉は百目鬼が目覚めるのを静かに待っていた。その瞼がわずかに動き、百目鬼は戸惑いながらもその身を起こす。

 

和泉 和弘 :「よう、ターミネーター。お目覚めやな」壁にもたれて立ってるで

 エヴァ  :「…目覚めたようじゃの、ドウメキ・テンメイ」妾は傍の椅子に座っておる

百目鬼 天命:「お前たちのような知り合いがいた覚えはないが…」

 エヴァ  :「ふむ…じゃが、妾はお主のことをよく知っておるぞ。お主自身が知らぬお主のことさえもな」

百目鬼 天命:「…何が言いたいのかわからないな。そんなことより、俺と一緒にバスに乗っていた奴の安否が知りたい」

 エヴァ  :「カズヒロ、あのおなごの様子は?」

和泉 和弘 :「軽症で済んでるよ。いま“治療中”や」

百目鬼 天命:「そうか、よかった…」

 エヴァ  :「…ふむ…事件直後の記憶はないようじゃな。…では手っ取り早くいこうかの」

 エヴァ  :《ワーディング》を展開、世界の色をセピア色に塗り替えさせてもらうぞ

 エヴァ  :「お主は数時間前、ある事故に巻き込まれた。バスが爆発炎上し、乗客・運転手ともにみな死亡…お主と、お主の連れを除いてな」

百目鬼 天命:「…偶然生き残った俺が化け物だとでも言うのか? お前たちはそれを見に来たとでも?」

 エヴァ  :「さすがは肝が座っておるの。半分は正解で、半分は間違いじゃ」

和泉 和弘 :「君はバケモンで…僕らもバケモンや」

 

黒沼 夏目 :そのとき病室内に黒い渦のようなものが現れ、長身の男性が現れます

黒沼 夏目 :「ワーディングを察知したので何事かと思いましたが…」

 エヴァ  :「これ以上証明は必要かの?」

百目鬼 天命:「ちっ、お前たちが化け物なのはよくわかった」

 エヴァ  :「その化け物を、妾たちは『オーヴァード』と呼んでおる」

黒沼 夏目 :「なかなか落ち着いていますね」

 エヴァ  :「そうじゃな、取り乱す様子がないとは、なかなかのオノコよ」

 

百目鬼 天命:「いま俺にとって重要なのは…お前らが俺の敵か味方かということだ」

和泉 和弘 :「それは君次第やな、君はどう思う?」

 エヴァ  :「お主が仕掛けてこない限りは、少なくとも敵ではない」

百目鬼 天命:「…なら、俺はただ受け入れよう。まだ全てを信じたわけではないがな」

 

 エヴァ  :「お主は化け物と言ったの。だがそれは正確ではない。たとえ身が変わろうとも、心は人じゃ。正確に言えば、病人でしかない」

和泉 和弘 :「…」

 エヴァ  :「『レネゲイドウイルス』…20年前に確認された、一般人には知られていない未知のウイルス。これは人類…否、地球上全てのものが感染しておる」

 エヴァ  :「しかし発病する者は限られておる。発病してしまうと…人は力を得る。炎や氷を操る者、風を操る者、その身を獣に変える者…様々じゃな」

百目鬼 天命:「俺は発病した側ということか」

 エヴァ  :「理解が早くて助かるの…じゃが、力には代償がある。力の暴走、心の変質…体の変化は心を暗い闇に引き寄せる」

 エヴァ  :「妾たちは、言うなれば『オーヴァード』の互助団体のようなものじゃ。一般人に存在を知られないようにし、人々の日常を、そして妾たちの心を守っておる」

 

和泉 和弘 :「ま、つまり敵意はないよ。ねぇさんはおっぱいはちっちゃいけどええ人や」

 エヴァ  :「一言余計じゃ、カズヒロ!」むぎゅうぅぅ

和泉 和弘 :「いたたたたた」

黒沼 夏目 :「やれやれ…」頭を抱える

百目鬼 天命:「なかなか愉快な団体のようだな」

 エヴァ  :「愉快なのはこやつだけじゃ…ところで、バス事故のときオーヴァードが確認されたというのは間違いないんじゃな、カズヒロ」

和泉 和弘 :「おったで、よくは見えんかったけどな」

 エヴァ  :「ふむ…カズヒロ、しばらくこの少年の護衛につけ。テンメイよ、しばらくお主をUGNの保護下に置かせてもらう」

百目鬼 天命:「そいつに俺の護衛が務まるか知らないが、構わない」

和泉 和弘 :「ボクの方がバケモンとしては先輩やからな」

 エヴァ  :「だが、忘れるなテンメイよ。お主はすでに“力”を手に入れてしまった。それはお主を闇に引きずり込む…。お主が“人”であること、大切な者たちとのつながりを決して忘れぬようにな…」

 

百目鬼 天命:「安心しろ、俺には百目鬼の血が流れている。強く在り、正しく生きる。それが百目鬼の定めだ」

 

【ロイスの取得】

 エヴァ → 百目鬼 :庇護/隔意 表=庇護
 百目鬼 → 和泉  :誠意/侮辱 表=誠意

 

【ロイスの変更】

 黒沼  → 百目鬼 :好意/好奇心 表=好奇心 → 表=好意 へ

 

コメンタリー

  GM  :何もしてないんだけど

 エヴァ  :ちゃんと仕事せい!

黒沼 夏目 :本当は霧谷さんが説明するところを支部長が引き受けたようなものですから…

 

和泉 和弘 :それにしても、百目鬼のPLってこんなかっこいいキャラもできたんやな

百目鬼 天命:ネタキャラばかり遊んでいるわけではない

  GM  :今回は猫食べたりエセ鹿児島弁じゃないんですね…*1

 

 エヴァ  :しかしオープニングの締めにはいい感じじゃったのう

黒沼 夏目 :このうえGMのBGM切り替えが冴えてましたからね、リプレイでお伝えできないのが残念です

 

 

補足コーナー

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 エヴァ  :今回は世界観についての言葉がたくさん登場したのぅ。少し補足しておくぞ

 

 UGNとはユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワークの頭文字をとったものじゃ。『正義の味方』…と言いたいところじゃが、その実態はせいぜい『悪の敵』という程度のものじゃの。

 本編でも話しておるが、レネゲイドウイルスによって暗い闇に心を捕らわれる者がおる。それを我々は『ジャーム』と呼んでおってな。その『ジャーム』が一般市民に危害を加えたり、大規模な事件を引き起こしたりしたときに、市民の日常を守るために『ジャーム』の排除を行うのが妾たちの仕事じゃ。少なくとも『ジャーム』は人間社会にとっての脅威じゃからな。妾たちのやっていることが正しいかどうかはわからんが、あやつら『悪』にとって敵であることだけは確かというわけじゃ。

 組織の性質上対応はいつも後手に回る。警察と同じように、事件が起きてからでなければ対応できんのじゃ。そうしなければ組織ごと暗い闇の中に落ちていってしまう…実に不都合な話じゃの。

 

 しかし気がかりじゃ…。バス爆発を起こしたオーヴァード、あれはおそらくジャームじゃ。その目的が百目鬼やあのおなごと関わっていないといいのじゃが…

 

 

次回予告

 世界の裏側を知ってしまった百目鬼。何も変わらない日常が続くかに思われたが、すでに日常は失われていた…歪みの中に、百目鬼は世界の裏側の本当の意味を知る。

 

次回、ダブルクロスThe third edition『Crumble Days』シーン5

 

ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉…

 

 

次回に続く

 

注意1:すべての立ち絵は「ジュエルセイバーFREE」の素材を使用しております

注意2:「ダブルクロス the 3rd edition」は有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です

*1:このPLのネタキャラ遍歴