【ソード・ワールド2.0リプレイ】ユークライントの小遺跡【英雄志望と二つの剣 3-7】
あらすじ
遺跡の半ばでアンデッドをなぎ倒した冒険者たちは早速お宝を確かめようとする。
お宝の部屋
サラー:いちおう宝箱を開ける前に調べておいていいかしら?
GM:探索判定で目標値9です
サラー:探索判定 2d6+3 → (4,4)+3 → 11 成功
GM:では、この宝箱が壁に備え付けられており、この施設全体と直接つながっていることがわかります
サラー:罠くさいわね
アーク:でもお宝欲しいよ
罠とはわかっていても…
GM:どのようにつながっているのかを見るには構造解析判定が必要です
サラー:構造解析判定 2d6+4 → (2,3)+4 → 9 失敗
サラー:わからなかったわね
サラー:たぶん保留するのが正解なんだろうけど、開けちゃいたいのも事実ね…
カシウス:開けてしまいたいな
アーク:開けたい開けたい!
レイラ:ではサラーさんを引き付けるので、アークさんが開けてしまう流れにしましょう
アーク:やった!
レイラ:「サラーさ~ん、グローブが臭くてコナコナします~」と幽霊みたいな手の形でサラーに寄って行きます
カシウス:コナコナって何!?
サラー:「あらら、どういう状態よそれ。ちょっとまって、水の余裕が少しはあるし…」ごそごそ
アーク:サラーとレイラが二人で話している間に開けちゃうぞ!
ノイ:「あ」
サラー:「あ」
レイラ:「あ」
GM:アークが箱の蓋を持ち上げると、皆さんが抜けてきた通路の方でごごごごごと音がします。
カシウス:「アーク、遺跡の中では慎重にしろって…」
ノイ:「まあ、やっちゃったものは仕方ないよ…」
報酬の確保
アーク:とりあえず中身は!
サラー:さすが反省の色無し
GM:そう多くはありませんが、宝石をあしらった装飾品が入っています。価値は宝物鑑定判定でお願いします。目標値は7です
サラー:宝物鑑定判定 2d6+4 → (4,6)+4 → 14 成功
GM:では、これらだけで歴史的価値を含めて2500Gで取引されることがわかります。
サラー:「結構な額になるわ。2500Gくらいにはなりそうね」
アーク:「やったー! お宝だよお宝!」
サラー:「これはありがたくいただくとして…さっきの音」
レイラ:「閉じ込められちゃいましたかね」
アーク:「そうなの?」
ノイ:「ここに私たちが向かったことはたくさんの人が知っているし、生き延びていれば大丈夫でしょ」
カシウス:「それに遺跡って言っても昔は普通に使ってたんだろ? だったら出られないってことはないと思うが…」
アーク:「僕のせいで…ごめんなさい」
サラー:「絶望するには早いわよ。とりあえず本当に道が塞がったのか確認して、他の道を探しましょ」
カシウス:「おっと、その前にちょっと待ってくれ。妖精が疲れちまったみたいでな」
カシウス:フェアリーウィッシュ行使→成功
ノイ:光るヘンタイ(ぼそり
カシウス:汚名が増えていく…
遺跡の奥へ
Thanks for Dave's Mapper
GM:さて、では少し戻ってみましょう。みなさんが回転床のあった位置まで戻ってきたところ、通路は小さな部屋につながっており、そこには入り口にあったのと同じ白い魔動機文明語の文字が浮かび上がっています
カシウス:「さっきと同じ文字だ。ノイ、読めるか?」
ノイ:「富を求めし盗賊にも、死に場所を与えてやらねばなるまい」
カシウス:「死ぬほどの罠でもあるのか?」
レイラ:「いえ、さっきのアンデッドはずいぶん前にこれに引っかかったんだと思いますよ」
サラー:「そうね、閉じ込め型のトラップよ。すぐに殺しに来るよりタチが悪いわ…」
カシウス:「つまり出られなくなった今の状況が『死に場所』ってわけか…」
ノイ:「…私たちの末路もアレってことか」
サラー:「そうね、食料がなければ…もって1週間くらいかしら?」
カシウス:「どうしたものか…」
サラー:「この先に答えがあるんじゃなくて?」暗い通路の先を見つめるわ
アーク:「うぅ…僕のせいだ」ぼそり
二つ目の回転床
ノイ:「ひとまず、あっちの行き止まりの辺り確認してみよう。回る部屋が一つとは限らないし」
カシウス:「そうだな」
GM:では、この行き止まりにたどり着くときに、床と壁に切れ目があることに気づきます。どうやらここも回転床になっているようですね
サラー:「なにか変なのよね」
ノイ:「何が?」
サラー:「普通こういう閉じ込め系のトラップって袋小路で行われるものじゃない?」
ノイ:「たしかにそうだね。もう一つ道が残ってるし、ここも回るなら待ってるだけじゃなくていいかも」
サラー:「そういうこと。とりあえずあそこから奥に進んでみましょ。ただ助けてもらうっていうのもかっこ悪いものね。ね、アークちゃん」肩をぽんっと
アーク:「うん、僕のせいだし、頑張るよ!」
サラー:ヒゲ外しなさいよ!!
ノイ:(ダメだこの人反省してない…!)
カシウス:「と、とにかく進んでみるか」
ノイ:「そうだね、進んでみないと何もわからないし」
追加報酬
Thanks for Dave's Mapper
GM:さて、奥に進みますとまたしても広い空間です。ここにも様々のものが残っておいたことにしましょうか。ちょっと探索判定で目標値9をお願いします
一同:探索判定→ノイ・アーク・サラー 成功
GM:では3d6×100G分の書籍や調度類を発見します。成功した3人はそれぞれ1d6をどうぞ
サラー:1d6→6
ノイ:1d6→1
アーク:1d6→2
GM:では900G追加しておきます。中には大破局以降に製造された武具などもあるかもしれませんね
アーク:「本が出て来た!」
レイラ:「これは…そんなに古いものには見えませんが…」
サラー:「ここで亡くなった人たちの品でしょうね。遺品と思って持ち帰ってあげましょう」もっとも、アタシたちが帰れればの話だけど
レイラ:死者のために黙祷を捧げます
ノイ:「餓死したのか、死ぬほどの何かがここにあったのか…」
アーク:「大丈夫、みんなをこんなことにはさせないよ」
ノイ:「…ヒゲ外してから言わない?」
カシウス:「アーク、もう痛い目見たからわかったと思うが、とにかく俺が先頭だ。そして閉じ込められた以上不用意には戦いたくない。アークの力が必要になるのは万が一の時だけだ」
アーク:「そうだね…任せて!」
カシウス扉に食われる
GM:さて、もうひとつ続いた通路の先、装飾の施された重厚な扉が構えております
サラー:カシウスくん、先頭よろしくネ☆
ノイ:頼りにしてるよカシウス!
レイラ:期待してますよ!
カシウス:よしアーク、万が一の時がもうすぐ来るぞ! 扉まで進んで調べます
GM:ではカシウスは判定しましょうか
カシウス:よしこい、何の判定だ!
ノイ:生死判定?
カシウス:俺死ぬの!?
GM:罠感知判定目標値9をお願いします
カシウス:罠感知判定 2d6+2 → (1,3)+2 → 6 失敗
サラー:さすがカシウス!
レイラ:私カシウスせんべいができるところって初めて見ます!(わくわく
カシウス:ふはは! どうだ! 見たか!
GM:ではカシウスはその重厚な扉の違和感に気づけません。ドアノブに手をかけると、その扉はぐらりと揺れます
カシウス:「ん? なんか…」
GM:そしてその扉はカシウスめがけて倒れて来ます
カシウス:「うおっ!?」
GM:軽業判定で跳びのいてみてもいいですよ。目標値は感知失敗により13としますが
カシウス:軽業判定 2d6+5 → (3,1)+5 → 9 失敗
カシウス:なんだこれ
ノイ:また(3,1)w
アーク:尊敬します!
GM:では、カシウスはとっさのことに反応できず、皆さんの前で重厚な扉の下敷きとなって消えます
GM:カシウスは2d6+5のダメージをどうぞ
カシウス:2d6+5 → (5,1)+5 → 11 防護点有効 8点ダメージ(残りHP15)
サラー:目の前でカシウスが扉に食べられたわ…
サラー:「あ」
アーク:「あ」
ノイ:「あ」
アーク:「…いまのは僕のせいじゃないよね?」
レイラ:「たぶん別の罠じゃないですか?」
サラー:「単に扉が古くなってただけかもしれないわ」
重要なことを思い出す
ノイ:「…みんな、忘れてるよ。カシウス助けないと」
サラー:「あ、そうだったわ! カシウスくん、大丈夫ー?」
アーク:扉持ち上げるぞ
GM:扉を持ち上げてみると、その仕組みを理解することができます。
GM:どうやら蝶番が下についているタイプの扉だったようですね。グッドデザイン賞とれそう
ノイ:そんな扉があってたまるかw
サラー:どう考えても悪意から作られてるわよ、それ
カシウス:「いたた…すまん、しくじった」這い出して来る
GM:(誰も倒れた扉の上を歩かないということに優しさを感じる…)
レイラ:ヘンタイを踏んだら伝染るんですよ
ノイ:女の子だからそんなことしないよ(男PCならしてたよ)
アーク:カシウスが頑丈キャラならやってたよ!
カシウス:やさしいのか、優しくないのか…
サラー:まったくあなたたち…回復してから奥に進みましょうか
カシウス:「この扉相当重いぞ…あちこちが痛い…」
ノイ:「女の子のお尻を追いかけ回してるからだね」
カシウス:「いやそんなつもりじゃ」
ノイ:「狙ってやってたでしょ、アレは。バチが当たって当然」
カシウス:「うぐ…」
サラー:「カシウスくん今日は厄日ね」
アーク:「万が一のときの回復魔法!」
アーク:キュアウーンズを行使 カシウスのHPが7回復(残り22)
GM:さてこの部屋ですが、入って左手に両開きの扉、右手には丸い台座のような魔動機があります。しかしこの魔動機、機能していないようですね
サラー:「ノイちゃん、これ何とかならないかしら?」
ノイ:「んー…」