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【ソード・ワールド2.0リプレイ】不穏【英雄志望と二つの剣 2-2】

<前回 |オープニング1−1過去編2−1

 

あらすじ

人に化ける蛮族、レッサーオーガがこの街にも侵入している・・・? クリスティンによってもたらされた恐ろしい情報にためらいを見せるサラーを説得し、決意をにじませるノイ。クリスティンは現在得られている情報を明かし始める。

 

クリスティンとの交渉

クリスティン:「はじめに一つだけ明言しておく。確実に相手を特定して仕留めろと言っているわけではない。そこまでの働きを期待してはいないし、派手な大捕り物を要塞内でやられてはむしろ困る。それをやらせるならカミラに頼むんだが、知っての通り、彼女では目立ちすぎる」

ノイ:「つまりあまり目立たない、無名の私たちが動いたほうがいい。そういうことね」

クリスティン:またしても無言でうなずきます

サラー:市民に知られたらどんなパニックが起こるか…

ノイ:それだけは絶対にダメ。誰の目にもつかないように始末する

 

 

クリスティン:「さて、レッサーオーガが侵入するとして、どうやって侵入すると君たちは推測する?」

レイラ:「商人や旅人に成り代わる・・・ですか?」

ノイ:「スラムの孤児に成り代わってるのかも」

アーク:「冒険者もあやしいよ」

カシウス:「そうだな」(全部先に言われた・・・)

クリスティン:「いい答えだ。私もそう思う。冒険者を旅人の一種と考えれば、商人・旅人・スラム、この3箇所を調査するのが最も適切だ。そして君達に依頼したいのは・・・」

クリスティン:カシウスの方を見て「商人だ」

カシウス:「…」

クリスティン:「商人というのは、騎士団が動くともっともデリケートな集団でね。幸いにして、私が調査した限り…商人に“顔の利く”者もいるようだ」

カシウス:「…念のために確認するが、誰のことだ?」

クリスティン:「ここで詳しく述べていいのかな? カシウス・クレイヴくん?」にっこり

カシウス:「はぁ…わかったよ、俺のことだな」

アーク:「そういえばこの間も商人さんお肉安くしてくれたね」

ノイレイラ:(詳しく?)

 

依頼の詳細

GM:依頼の詳細を掲示します

 

「要塞内に侵入した蛮族を発見・排除してくれ」

依頼者 :公国騎士団第2分隊長クリスティン・ヴェルチ

 報酬 :前金300G(守秘義務のため)+成功報酬(出来高)

成功条件:レッサーオーガに成り代わった人物の報告あるいは排除の成功

失敗条件:特定に失敗した状態で調査3日目が終了、冒険者の全滅

 

GM:出来高ですが、発見報告を受けてそれが事実だと確認されれば、450Gを追加します。もしも自力でこれを排除するところまで行えば、1匹につき250Gを追加で支払います

アーク:1匹に“つき”

サラー:何匹忍ばせてるのよ…

ノイ:騎士団は間違いなく蛮族が侵入しているという情報を掴んでるの?

GM:それを尋ねると、数日前に調査を実施して、どうやら噂が本当らしいことがわかったと返答されます。

クリスティン:「もっとも、調査にあたってライフォス神官の力を借りた。つまり…相手の方でも、こちらがその姿を探していることに気づいていると考えてもらっていい。事態は急を要するわけだ」

レイラ:相手にはすでに知られているんですね…

ノイ:条件は互角か

サラー:いえ、違うわよ

アーク:うん、それだけじゃない。サーチバルバロスを使って調べたんなら…本当にレッサーオーガかどうかはわからない

サラー:このGMなら、レッサー種じゃない、本物のオーガを紛れ込ませている可能性もあるわ

ノイ:だから報告だけでも報酬が入るのか…戦ったら死ぬかもしれないから…

 

蛮族潜伏の狙いは・・・?

レイラ:「状況は思ったより深刻ですね…」

クリスティン:「深刻だ。何が深刻かといえば、相手が尻尾を見せないほど慎重に動いていることだ」

ノイ:「すっかり馴染んでいるのか、何か企んでるのか…」

アーク:「こっちが探してるのがばれちゃったら、急に何かはじめちゃうかもよ」

カシウス:「相手も馬鹿じゃないってことか…」

レイラ:(相手“も”…?)

 

サラー:「ヴェルチ様、気になることが」

クリスティン:「なんだ?」

サラー:「蛮族の目的はなんだと予想しているのかしら?」

クリスティン:「…それについては、私なりに推測はある。だが依然不確定だ。ただし…

 

クリスティンこの件に私が関わっていることは、決して口外するな。誰に対してもだ」

 

レイラ:(『騎士団が関わっていること』ではなく、『私が関わっていること』…ですか…)

サラー:「では…貴方を信じろと、そう仰るわけね」

クリスティン:「私の提供した情報は全て事実だ。情報を信じてくれれば、私を信じる必要はない。サラーと言ったな、今回は…私ではなく、彼女を信じてくれ。君の仲間、そうだろう?」視線でレイラを示します

レイラ:(ヴェルチ殿…あの後、私サラーさんと口論しちゃってます、ごめんなさい…)

サラー:「そうですね、“仲間”ですもの…レイラちゃん、あなたも、あたしたちを信頼できる?」

レイラ:「はい!」

クリスティン:「以後、彼女を騎士団との窓口にしてくれ。騎士団が君たちにとって信用に値するかどうかは、全て彼女が判断する。君たちはただ、彼女を信じてくれればいい」

 

ノイ:「ひとまず、情報は終わり? そしたら早速作戦会議しようか。ヴェルチさん、忙しいところ、情報ありがとうございました」

クリスティン:「では、くれぐれも私のことは隠す…これだけは頼んだ。それと、フェルンホルム、少し外まで」と声をかけて退出しましょう

レイラ:「はい!」ついていきますね

 

クリスティンに呼び出されたレイラ

※ほかのプレイヤーには見えていません

クリスティン:「そういうわけだ。フェルンホルム、君には彼らとの信頼関係を保つ義務がある。そして同時に、私との信頼関係を保持しておかなければならない」

レイラ:「はい! 全力を尽くさせていただきます!」

クリスティン:「…そこで、君には不確定な推測も伝えておこうと思う」

レイラ:「!! はい…」

クリスティン:「今回の件。私は騎士団内に手を貸した者がいるのではないかと踏んでいる。それも、私と同程度の格を持つ騎士が関わっているのではないかと」

レイラ:「隊長と同格…っ!?」

クリスティン:「なに、案じる必要はない。騎士団内部の調査も続けている。いずれ尻尾は掴んでみせる。前隊長のためにもな」

レイラ:「では、公国を脅かす者が騎士団内にいる。その内通者を確かめる必要があるということですね?」

クリスティン:「そういうことだ。だからこそ、ことは慎重に運ばなければならない。相手を仕留めることができたとしても、それが相手の方に知られてしまえば、残りを逃がされるかもしれん。事は慎重かつ大胆に運べ。現場で考え、必要があれば躊躇せずに攻撃せよ」

レイラ:「は、はい…」

クリスティン:「歯切れが悪いな。わかったな?」

レイラ:「はい!」

クリスティン:「では、ここまででいい。彼らとの会議に参加しろ。戦果に期待する」

レイラ:「ありがとうございました! ……はぁ…」これは思いつめた顔して帰ります…

 

冒険者の宿クラウ・ソラス内

ノイ:(不確定な目的…わからないんじゃなくて、言えないってこと…? まさか貴族も絡んでる…? 3月事件も関わってるのかな…だったら、この街は危ないのかも…?)

 

3月事件

1年ほど前の3月。公国騎士団第2分隊が調査遠征中に蛮族の包囲攻撃を受けた事件。隊の動きが完全に予測され、先代の隊長が深刻な負傷を負ったとされる。全滅もあり得た危機的な状態で、臨時に指揮統制を行い部隊をダインハイトまで帰還させたのが、現在の隊長クリスティン・ヴェルチであった。この一件によって騎士団内の有力者だった第2分隊長が騎士団からの離脱を余儀なくされ、第1分隊長の影響力が強まった。

wikiで3月事件について調べる

 

サラー:「ノイちゃん? どうかしたの?」

ノイ:「いや、何か事情がありそうだったから、裏側を考えちゃってただけ。ひょっとしたら、お偉いさんなりの“言えない事情”ってやつがあるのかもしれないなって」

サラー:「…そうね。ま、アタシたちの考えることじゃないわ。その辺りは情報が足りなすぎるもの」

サラー:(妙にノイちゃんが積極的だし、深刻になってるのは気のせいなのかしら…?)

 

レイラ:「…」このあたりで難しい顔をして戻ってきます

 

アーク:「なんだかみんな顔が固いね」

ノイ:「そうかな? 街の中にいるなんて話を聞いたんだし、緊張するのは仕方ないよ」

レイラ:「…(あんな話されても、いったい私は何をすればいいのか…)」

 

次の行動を相談する 

サラー:「ひとまず、顔が広くて先入観から物事を判断しない、信頼できる商人が知り合いにいるなら、話は簡単ね…そんな人がいるなら、という話だけど。他の策を考えた方が無難ね」

ノイ:「そうだよね、いくらカシウスが元行商人の護衛だったと言っても、人の名前覚えられる人じゃないし、知り合いなんて期待しても…」

アーク:「僕以外にあんまり友達いないんでしょ?」

 

カシウス:「…いや、いるぞ、そんな知り合い」

 

サラー:「そうなの? なら早く言いなさいよ」

カシウス:「今日ちょうど街で知り合いの商人を見かけたんだが、以前から世話になった人でな。いろいろあった今でも気兼ねなく話してくれる、信用できる人物だ。たぶん力も貸してくれる」

ノイ:(いろいろあった…?)

サラー:「世話になったってことは、あなたと昔話とか、そういうこともできたのかしら?」

カシウス:「そうだな、少なくともあの市場の中で俺が一番気を許せる人物と言ってもいい」

サラー:「そういうことなら、ほかにアテもないし、あたしは賛成ね。行ってみる価値はあるわ」

ノイ:「そうだね、行ってみようか」

アーク:「僕はバニッシュすればいいんだよね?」

サラー:「ちゃんと説明してからね、アークちゃん」

カシウス:「レイラも、それでいいか?」

レイラ:「…あ、私も賛成です」考え事していました

 

GM:では、先ほど商店街で見かけたラマン・ペールのところに向かいましょう

ノイ:カマンベール

サラー:それあたしも思ってたわ…

 

 

次回へつづく