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【ソード・ワールド2.0リプレイ】少年は海を目指す【英雄志望と二つの剣 1-2】

<前回 |第1話

あらすじ

フレデリックという少年から海を見に行く依頼を受けた冒険者たち。道中の食料を用意するために買い物に赴く。

 

ノイ:「じゃあ1時にここに集まるってことで」

カシウス:「わかった、1時だな」

アーク:「おやつ買っていい?」

ノイ:「おやつは3Gまでね。わたしも何か甘いの買ってきて」

レイラ:「遊びに行くんじゃないんですから…」

アーク:「じゃあカシウス、騎士様! お買いものに行こう!」

 

お買いもの組

レイラ:「必要なもの…ええと、背負い袋と…たいまつと…」

カシウス:「冒険者セットってことで、まとめて売ってるぞ」

レイラ:「冒険者セットなんてあるんですね」

アーク:「待って待ってー 置いてかないでよ」

カシウス:「余計なところで足を止めたらダメだぞ、アーク」

レイラ:「薬草とかも必要ですよね?」

カシウス:「そうだな、といってもすでに持ってはいるんだが…念には念を入れておいたほうがいいか」

アーク:「…3日も食べるものないのは困るなぁ」

レイラ:「あ、そうですね、食料も必要ですか……調理ってどうすんですか?」

カシウス:「調理…? 下手に料理するよりは生のほうがいいぞ。焼いたら食べ物は黒こげになるんだ」

レイラ:「…(自分で作ろう)」

 

アーク:「ねぇねぇ、海行くんでしょ? 水着買っとこうよ! 水着!」

カシウス:「アーク、お前そんな金なかっただろ?」

アーク:「ふふふ、女言葉のおにーさんがこんなものをくれたよ!」50Gを見せて

レイラ:「それ、保存食のためですよね?」

アーク:「自分のお金も50Gあるよ!」もう片手開くよ

カシウス:「足りるのかな…?」

 

 

居残り組

サラー:「まったく、アークちゃんは元気なのはいいんだけど、ちょっと心配ね」

ノイ:「~♪」鼻歌歌いながらトラドールの整備してるよ

サラー:さてとGM、ちょっとこの坊ちゃんが何者なのか、裏をとりたいんだけど

ノイ:そんな第1シナリオから心配しなくても…

サラー:んもう、この子だってキャラ付けしてあげたほうがいいじゃなぁい

GM:では貴族ということですし、見識判定で目標値は9でどうぞ

サラー:2d6+3 → 10 成功

GM:では、フレデリック・ダヴィドと名乗った少年ですが

GM:【ダヴィド家などという名家は存在しない】ことに思い当たります

ノイ:〈悲報〉第1シナリオにしてGMを疑わなければならないことが発覚

サラー:ふむ…それ以上に情報はある?

GM:うーん…

 

買いもの組

レイラ:「すごい! お野菜が安いですよ!」

カシウス:「ああ、北の出身だったか。あっちに比べれば産地から近いからな。ダインハイトの野菜は特別安い」

アーク:「セコ村のほうが安いよ」

カシウス:「そりゃ産地だからな」

レイラ:「はっ! 私としたことが… 保存食を買いましょう」

アーク:「ねぇおじさん、保存食買いたいんだけどいくら?」

GM:「干し肉ならこの時期ひとつ12Gだな*1

アーク:「あれ? この前のところでは10Gだったのに…」

GM:「今は北の騎士団*2が来ただろ? あれでちょいと物資が不足しててなぁ」

アーク:「そうなんだ、じゃあ多めに買うから少しまけてよ」

カシウス:「そいつぁ、ちょいとまった」

GM:面目躍如でマーチャント*3+知識B(目標7)で判定してみてくださいな

カシウス:2d6+4 → 13 成功

GM:北の騎士団の物資は向こうで整えて運んできているから、こちらの物価には影響しないことを知っていますね

カシウス:「北の騎士団の食料負担は北から持ち込まれてるはず。それが原因で食糧価格の高騰など聞いたことがないが…」

GM:「ん? 知ったような口を利く客だ…俺だってここでもうかれこれ…って、お前…*4

レイラ:「??」

GM:「ま、まぁいいさ、定価の10ガメルで売ってやるよ。安くするんだ、感謝しな」

アーク:「ありがとう、おじさん!」

レイラ:「ただの変な人かと思ってましたが、少し見直しました」

カシウス:「これでも商人たちと生きてきたからさ」

 

 

居残り組

GM:サラーなら知ってそうなんだよなぁ。一般技能でノーブル*5とってますから、目標値11でノーブル+知力Bの判定をしておきましょうか

サラー:あら? アタシのノーブルは高いわよ?

サラー:2d6+6 → 12 成功

GM:ではフレデリックという名前のこのくらいの年齢の少年に心当たりがあります

サラー:あら、誰かしら?

 

GM:直接会ったことはありませんが、現在のダインハイト公国公王ヤクーシャ・ヴェルチの末っ子に「フレデリック・ヴェルチ」という少年がいて、名前と年齢が概ね一致しています

 

ダインハイト公国公王ヤクーシャ・ヴェルチ 人間/83歳/男性

この地域全体を支配していたレシトリア帝国から公爵位を賜ったうえ、蛮族との東部戦線の指揮を委ねられ、事実上の独立国家ダインハイト公国を樹立した人物。建国から優れた指導力を発揮し続けていたが、このところ病床についているという。

 

サラー:・・・

ノイ:・・・

サラー:うん、よし、わかったわ☆

ノイ:うわー 厄の種だー

サラー:ひとまずノイちゃんにこの子公王の子かもしれないってメモを渡しておくわ

ノイ:ありがとう、それだけでもちょっと違うかも

 

買いもの組

アーク:「…干し肉が50G…カバンが50G…おやつが3G…替えの下着が3G…」指を折々

アーク:「…おやつと替えの下着が買えない!!」

カシウス:「諦めろ」

アーク:「むむむ…。むむむ…」

レイラ:「…はぁ…これで好きなの買ってきなさい」6ガメル

アーク:「いいの!? もう裸で飛び込んでおやつは現地調達するしかないかもって思ってた!」

レイラ:「え、ええ。いいですよ」呆れながら

アーク:「ありがとう騎士様!」

カシウス:「あいつ大丈夫なのかな…」

レイラ:「正直に言うと、私も心配です…」

 

合☆流

フレデリック:「なあ、ところで私の乗る馬は用意できているだろうな? 歩くのはごめんだぞ」

ノイ:「町の下賎な冒険者風情は馬車も買えないほど貧乏なのよ、お・貴・族・様」

フレデリック:「別に馬車でなくても…お、お前の後ろにでも、の、乗せてくれれば、いくらか楽にはなる」

ノイ:わたしに惚れてるの!?

サラー:罪な女ね

サラー:「どうしてもっていうなら、ご自分でお金を出して、ライダーギルド*6で借りていただけるかしら?」

サラー:「そ・れ・と・も? アタシが背負って歩くっていうのはどう?」手をわきわき

フレデリック:「うわっ そ、それは遠慮しておく…。むぅ…いいだろう、金なら出す。だがライダーギルドには行きたくない」

ノイ:「ならわたしが借りてくるよ。これ置いとくからね、信用料」トラドール*7をどかり

フレデリック:「す、すまんな。ではこれで…」

 

GM:ノイちゃんが渋々武装をテーブルの上に置き、恥ずかしそうにフレデリックが大金をノイちゃんに渡しているところに

GM:お買い物組帰還でーす

 

サラー:「じゃ、あたしはみんなの夕飯でも作っておきましょうかね」

アーク:「ただいまー! おにーさんお金ありがとー!」ウキウキ

サラー:「おかえり。でもアークちゃん、アタシのことはサラ姐さんと呼んでちょうだい」

アーク:「でもおにーさん男の人だし…」

サラー:「やだ、心は漢女(おとめ)なの♪」

 

GM:では、特にやっておきたいことがなければ、ノイが馬を借りて帰ってきたら出発しましょうか!

一同:はーい

 

 

次回につづく

*1:ふっかけ価格。本来は次にアークが言うように10Gで購入できる。

*2:レイラが参加していた交換訓練中の騎士団のこと

*3:一般技能(商人)。本来はダイス判定には使わないものだが、このシーン自体おまけだったので使ってもらった。

*4:カシウスの過去と関係する伏線。詳しいことはいずれわかる。

*5:一般技能(貴族)。こちらは進行と関係する使用法。サラーのキャラクター設定が特殊であったため、本来はシナリオ資料上用意されていなかったダイスロールを許可している。

*6:この世界における馬を貸してくれる民営組織。ただしこの国では物資が少ないことから公国騎士団とも密接なつながりがあり、半公営で営業されていると設定されている。

*7:ノイが使っている銃。かなりいい値段する一品。