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【ついったーるぴーじー】山賊退治ミッション:2【ソード・ワールド2.0リスペクト】

ここまでのあらすじ

付近の農村Aを盗賊が襲った。隣村Bの自警団による討伐作戦は失敗し、村人にも被害が出てしまう。事態を重く見た村の代表者が、冒険者に討伐を依頼した。その代表者の護衛を担う若者カイトは、何やら勇み足を踏んで、自分で討伐に行くと言いだす。

 

 

「落ち着け。お前一人が行くよりも、冒険者が行った方が確実だ。」

あなたが呼びかけると、カイトは次のように応じるでしょう。

 

 

1.親父の敵討ち

「…親父で敵わなかったんだから、無理だっていうのは、わかってはいるんだよ。」

 

腕を組んだカイトは、その手で腕を叩いて、苛立ちを露わにする。本当に苛立っているのは、金を求める冒険者ではなくて、自分の無力さに対してなのかもしれない。

 

「お引き受けくださるんですか?」

 

「もちろん。たしかに安いけど、仕事しないよりよほどマシだからね。」

 

あなたの言葉に、マントの男は安堵から少し肩をなで下ろします。

 

「俺も、一緒に戦うからな。この手で親父の仇をうたないと、納得できないんだ。」

 

カイトはあなたが引き受けてくれたことで、態度を軟化させます。それでも、若者らしい勇み足をやめはしなさそうですね。それでも、あなたが近くで面倒を見ていれば、まず無茶はしないでしょう。

 

「では…もう日も暮れてしまっていますし、明朝に出発することにしましょう。」

 

いつの間にか、日が暮れてしまっていました。街道を進むだけとはいえ、夜間の行動が危険なのは誰もが知っていることです。

このまま、冒険者の宿で一泊し、翌日の出発に備えましょう。

 

 

2.状況の再確認

というところで、状況を確認しておきます。

 

まず、先日、とある寒村を蛮族が襲撃しました。これによって、この村は致命的な被害を受けています。この村をA村としましょう。現在その村がどうなっているのか、正確なところはわかりません。

 

この村の隣村、仮にB村としますが、これが今回の依頼者です。

次に襲撃されることを予想した彼らは、一度武芸の心得のある有志を募って討伐を試み、失敗しました。そこらへんの雑魚蛮族とは違う何かがいたということですね。

この戦いで、カイトは父親を亡くし、その復讐に燃えている、という状況です。

 

なお、山賊は、A村とB村の間にある山の中に拠点を構えていることがわかっています。

 

3.めんどうな商人の依頼

さて、といったところで、翌朝です。

 

あなたが目を覚まして、階下へ移動すると、すでにカイトと依頼者のおっさん(名前はタツというんですが、まあいいでしょう)の用意は済んでいます。

 

「では、村に向かいましょう。」

 

いつ自分たちの村が襲撃されるかわからない状況下です。彼らは一刻も早く村に帰り、賊を討伐しなければなりません。その焦る気持ちがよく伝わってきます。

 

さて、扉を開けると、眩しい朝日と涼しげな風が朝露でわずかに湿った石畳を撫でています。その中に、朝市でしょうね、商人たちの活気のある声が響いています。

村の方面に向かうためには、朝市を抜けていかなければなりません。新鮮な食材を手にいれる絶好の機会に、この都市の人々が集まっている中をようやく抜けていると、あなたたちに声をかけてくる商人がいます。行商風の男です。

 

「よお、あんた、B村のもんだろ?」

 

そう言って、依頼者であるマントのタツに声をかけますね。マントの男も急いではいるのですが、気が弱いのか、応じてしまいます。

 

「はい、そうだすが…。」

「おい、先を急ぐんだ。今はよしてくれ。」

あなたが間に入って引き離そうとすると、商人は食い下がります。

 

「ん?冒険者…ってことは、あれか、山賊退治か?」

行商風の男は、マントのタツとあなたの顔を見比べるように見て、少し考えます。

「そうとわかっているなら早く行かせてくれ。」

あなたが再び引き離しにかかると、商人が手を打って身を乗り出して、次のように言います。

 

「どうせ討伐するなら、A村からも行けるだろ?ちょっとお願いがあるんだがよ…。A村、蛮族にひどくやられちまったって話だろ?でも、帝国ときたらとんと援助もよこさねぇんだ。それで、もとはうちの商会のシマだったから、まあそのよしみで、ちょっと物資を輸送しようかって話がある。どうだ?冒険者さん、ついでにひと仕事していかねぇか?」

 

どうやら、物資輸送の護衛を引き受けてくれないか、という相談のようです。

 

「儲けの出る仕事じゃねぇし、山賊討伐に行くなら報酬は片道分の200ガメルってとこだろうけど、行きがけに金と馬車が出るんだ。悪い話じゃねぇだろ?」

 

「いや、悪いが、俺たちの村だって、いつ襲撃されるか知れたものじゃないんだ。冒険者さん、行きましょう。」

 

後ろで静かにしていたカイトが急かします。

 

今日の分岐点です。

あくまで依頼を優先し、B村に急ぐか、

安い報酬を補いつつ、A村の様子を確認しに行くか

 

どちらの行動をとっても、物語は続きます。

 

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