TRPGをやりたい!

電源・非電源ゲーム全般の紹介・考察ブログ

間取り図を書けばイメージ共有がはかどります!

前々から欲しいな、と思っていたソフトウェアがありました。

それは、部屋の間取り図を描くソフトです。

 

TRPG、特に現代物のTRPGをプレイしていると、なんらかの施設を探索することがしばしばあります。そうしたときに、その空間の間取りを共有するために、言葉を使うよりは、間取り図を使った方がいい場合があります(もちろん、すぐに訪れてもない部屋の間取りを把握できる人間はいないので、うまく情報を隠すのも重要ですが)。

 

今回導入してみたのは、こちらのフリーソフトです。

Sweet Home 3D

 

なんと言っても、macでも動作するのがありがたい。

では早速起動してみましょう。

 

1.間取り図を作ってみよう

起動すると、次のような画面が現れます。

f:id:xuesheng:20150713065041p:plain

使い方はシンプルで、上のメニューから壁や床を選択し、グリッド上に間取り図を描画するだけです。さらに、左のボックスから家具類をドラッグして図面上に配置して、部屋のレイアウトを調整することもできます。

 

今回は、このソフトウェアを使って、『悪霊の家』の屋敷の間取り図を作ってみましょう。

 

 

2.床と壁を貼っていく

まず床を使って、部屋の大まかな配置を作成します。

それが終わったら、壁ツールを選択して、床面をダブルクリックしていきましょう。

自動的に壁が貼られて、画面右下のような3Dモデルが自動的に生成されていきます。

f:id:xuesheng:20150713071125p:plain

なお、階数を追加するときは、グリッド上を右クリックして、階数を追加することで追加が可能です。

画面は、みなさんお馴染み、『悪霊の家』から、コービット邸の1階部分の間取りになっています。

 

3.扉と階段の設置

ここで、それぞれの壁面に壁が一枚だけになるように、不必要な壁を削除していきましょう。壁をクリックで選択して、deleteキーで削除するだけです。

この作業が済んだら、壁面などのテクスチャを確認しつつ、微妙なズレを修正してください。これをやっておけば、3Dモデルの見栄えがぐっと良くなります。

 

さて、続いて、扉と階段を設置しましょう。

操作画面左側に、フォルダに詰められた家具などの3Dモデルがあります。

その中から、『ドア・窓』のフォルダを開き、ドアをドラッグして、設置したい場所まで運びます。この作業を繰り返したら、次は階段を設置しましょう。

 

階段は、同じく左側フォルダの『種々雑多』に収められています。ここでは、1階から2階へ『カーブ階段』を、1階から0階へ『階段』を設置しています。

階段の設置は、階段の下の階の画面で行いましょう。設置座標をマイナスに設定することができないので、階段の最下段がくっつく床面に設置する必要があるのです。

 

また『カーブ階段』のように、左右が重要な階段は、ダブルクリックしてメニューを開くと、「ミラー形状」というチェックボックスが用意されています。これをクリックすれば、反転した階段・家具を利用することができるので、柔軟に設計することができます。

 

結果的に作られたのが、こちらの見取り図。

f:id:xuesheng:20150713075011p:plain

この段階で、TRPGの資料として使うには十分なクオリティがあります。

 

 

4.こだわって作り込む

ここから先はこだわりの部類に入りますが、窓や家具を設置してみましょう。

それぞれの部屋が一体何のための部屋なのか、どういったものが置いてありそうなのか、それがわかるだけでも、プレイヤーたちの探索の助けになるかもしれません。

 

だいぶそれっぽくなってきました。

f:id:xuesheng:20150713082008p:plain

 

と、ここで、忘れてはいけない重要な機能を紹介しておきましょう。

「この3Dモデル、全部グレーでなんか味気ない…」という方のために、雰囲気を出せるいい機能が付いています。

 

壁や床にテクスチャを貼り付ける機能です。

今回は、すべてデフォルトのものを使って、以下のように作りこんでみました。

f:id:xuesheng:20150713083655p:plain

 

え?よく見えない?

そうですね、確かにその通りです。

 

ここでさらにもう一つの機能を紹介しましょう。

 

5.作った家の中を移動して撮影可能

f:id:xuesheng:20150713084806p:plain

こちらの画像をごらんください。

ダイニングルームからリビング側を見たときの光景です。

一度画面上のメニューから『3Dビュー>仮想的な観察』を選択した後、視点アイコンを移動させていくことで、家の内側からの画像を撮影することが可能です。撮影が終わったら、メニュー内の『3Dビュー>上からの眺め』で、元の視点に戻れます。

 

この機能を使えば、丁寧に作りこんだのちに、TRPG動画の背景などとしても利用することができるかもしれません。

データ型などについて詳しいことは確かめていませんが、他のソフトウェアと併用していくことで、もっと色々な可能性が拡張していくかもしれませんね。

 

そのうち、3Dモデル内を歩き回りながら、オンセができる日も来るのかもしれません。

それって、TRPGなのか?と首をかしげたくもなりますが(笑)

 

 

というわけで、今日はSweet Home 3Dの紹介でした。

 

皆さんのTRPG生活を盛り上げるために、ぜひご利用ください。