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TRPGをやりたい!

TRPGのトビラをひらこう!

【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】肝試しのあと【part.19】

【前回のあらすじ】

一通り斎藤くんによる人体実験を済ませた二人は、神主から得た情報通りに、山上神社へ参拝した。無事に参拝を終えた二人は、山守神社へと帰り、夕方からの儀式に備えるのだった。

 

 

おや?伏原のようすが…

KP「ええと、では、車に乗り込んで、山を降りるんでしたね。途中で、左手に製材所が見えますけど。」

伏原「…佐々木さん、どう思います?寄りますか?あの枯れ木のところだけでも調べます?」

佐々木「寄ってもいいとは思うんだけど、ちょっと怖いかなぁとも思いますね。」

KP「考えるために、一度車を停車しましょうか。」

 

伏原「何か情報が欠けている気がするんですよね。もしも神主さんの言う『神様』が、山上神社じゃなくてこの製材所にいたら?何かをここでやらないといけないかもしれないじゃないですか。」

佐々木「たしかに。でも、もう二度とここには近づくなと、何かが囁くんですよね。」

伏原「わかります、その感じ。」

KP(…あ、そうだ、車内にルームミラーあるじゃん!)

KP「では、お二人、ここで〈幸運〉ロールをもう一度お願いします。」

〈幸運〉ロール成功

〈幸運〉ロール成功

伏原「帰りましょう!」

佐々木「ええ、帰りましょう!」

KP「あれ?どうしたんですか?急に。」

伏原「“慎重に行動すれば、戦闘は避けられます”でしたよね?」

KP「ええ、そう言いましたね。」

佐々木「帰りましょう。」

KP「それなら、二人は無事に帰ることができますね。」

伏原「『それなら』ってなんですか!まるで別の行動したら死んだみたいな言い方は!」

KP「さあ?」

佐々木「シナリオの後半は怖いな!」

 

KP「あ、また車は鳥居の前で停めるんですよね?運転はどちらが?」

佐々木「僕が。片腕ですけど、なんとかなるでしょう。」

KP「ウインカーどうしてたんですか?まあいいでしょう。では、お二人、特に理由はありませんが、1D100を振ってもらっていいですか?」

伏原1D100→36

佐々木1D100→15

伏原「早く神社に入りましょう。よくない予感がする。」

佐々木「じゃあ望美ちゃんに電話します。運び入れてもらわないと。」

佐々木「あ、望美ちゃん?今帰ってきたから、また手伝ってもらっていい?」

望美「もう私も眠いんですよ…これが最後ですからね。終わったら寝かせてくださいよ?」

KP「と、言っている横で、伏原さんが車を降りますね。」

伏原「!?」

望美「それで、何か収穫はあったんですか?」

佐々木「いや、やっぱり神社がなくなっちゃっててね、でも大丈夫。望美ちゃんをおいては死なないから!」

KP「そのとき、佐々木さんの隣の扉が勢いよく開かれます。そこには、どこか焦点の合わない目をした、伏原さんがいます。」

佐々木「ん?どうした?ふしわr」

KP「伏原さんは腫れ上がった右腕を掴むと、すさまじい力で佐々木さんを車から引きずり出します。耐久力に1点のダメージを与えてください。」

佐々木「な、なにをするんだ!」

〈組み付き〉ロール成功

KP「伏原さんがあなたを地面に組み伏せると、手に持ったロープであなたを縛り始めます。」

佐々木「私は望美ちゃん以外に縛られたくはないんだ!」

STR対抗ロール成功

KP「佐々木さんは伏原さんの拘束を逃れることができます。」

〈組み付き〉ロール成功

KP「しかし、すぐに伏原さんが組みかかり、あなたを引き倒します。」

佐々木「望美ちゃんはまだか!」

KP「今ようやく、携帯電話の通話が途切れたことに異常を察知して、社務所から飛び出してこちらに向かっているところです。」

伏原「…操られてますからね、もう、どうしようもない。」

STR対抗ロール失敗

KP「では、伏原さんはあなたを縛ると、そのもう一方の端を持って立ち上がります。」

伏原「…これ、僕のせいですね。」

KP「そうです。気づきましたね?伏原さん、いや、尾形元刑事が“やつ”と呼んでいたものは、伏原さんの考案した、自動車による曳き回しに興味を持ったようですね。」

佐々木「望美ちゃん助けて!」

KP「望美ちゃんが遠くからかけてくるのが見えます。彼女が到着する前の段階で、伏原さん、いえ、“やつ”は、車にロープの端を結びつけ、立ち上がります。」

佐々木「ヤバイ!死ぬ!ヤバイ!」

KP「伏原さんが自動車の運転席側の扉を開けたところで、望美ちゃんが合流です。」

望美「伏原さん!これ、どういうことですか!」

佐々木「ダメだ!今は操られてる!とにかく早くこのロープを解いて!」

KP「伏原さんが車に乗り込みます。」

佐々木「…!キーパー、私、荷物にナイフ入れてましたよね!」

KP「ええ、確かに、肝試しのときに言っていましたね。」

佐々木「望美ちゃん!ポーチにナイフが入ってるから、それで切って!」

KP「望美ちゃんがベルトポーチを漁る横で、伏原さんが扉の鍵を閉めます。」

〈幸運〉ロール成功

望美「ありました!先生、じっとして!」

KP「車のエンジンが掛かり、ギア操作の音が聞こえます。」

佐々木「死ぬ!死ぬ!やめて!」

KP「車が走り始めました。ロープの長さは斎藤さんに使っていた長さを残して、10メートルほど。それが一気に引っ張られ始めます。」

〈幸運〉ロール成功

望美「切れました!!」

KP「望美がそう言うと、一方の端を放り投げます。そのロープはあっという間に車に引かれ、目の前から消えます。あと一瞬遅ければ、佐々木さんの体は急発進した車に引っ張られていたことでしょう。」

佐々木「助かったー、助かったよー(泣)」

伏原「…あの、私は?」

KP「ええ、その途端に意識を取り戻しますよ。急発進して、交差点に飛び出しそうな車の運転席で。」

伏原「ブレーーーーキ!!」

〈幸運〉×〈運転〉ロール〈幸運〉のみ成功

KP「では、急ブレーキを踏んだにもかかわらず、車は交差点に飛び出してしまいます。しかし、幸いにして他の車がおらず、ぶつかることはありませんでした。この生死をかけた急ブレーキに、あなたは動揺を隠せないでしょう。SANチェックをお願いします。」

SANチェック成功 減少値 1

伏原「死ぬかと思った…(泣)」

KP「佐々木さんも、死の恐怖に直面したことでしょう。ここでSANチェックをお願いします。」

SANチェック成功 減少値 1

 

佐々木「…こういうゲームなのね。」

伏原「…こういうゲームです。」

KP「実に楽しいゲームですね!ウキウキ」

佐々木伏原…。

伏原「車を運転して、元の位置に戻ります。戻るときに、二人には正気に戻ったと知らせるために、窓を開けて声を出す他、手で合図をします。」

佐々木「あれだけ斎藤を危険と言っておいて、一番危険だったのは伏原さんじゃないか。」

伏原「面目無い。すべてはここにいるキーパーのせいです。」

KP「人のせいにしないでくださいよ(笑)」

伏原「あんたのせいでしょうが!」

KP「強いて言えば、こんなシナリオを作った人のせいですよ。」

伏原「やっぱりあんたのせいじゃないか!」

 

KP「では、改めて伏原さんを縛って、車で入るわけですね?」

伏原「そうします。そして、もう私は自分の縄をほどきません。」

KP「佐々木さんは?」

佐々木「私は望美ちゃんに泣きつければそれで十分です。」

KP「望美ちゃんも災難な二日間ですね。そろそろ寝かせてあげてくださいよ。」

佐々木「では、安心して寝かせるためにも、縛られたままにしておきましょうか。これなら誰も暴れださないでしょう。」

KP「良識あるみなさんでよかったです。」

 

 

 

Part.20へつづく

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