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TRPGのトビラをひらこう!

クトゥルフ神話TRPGのシナリオ公開を開始

 やっとひとつ、シナリオを書き終わりました!

しかもなぜか例の台湾神話ネタではなくて、SFホラーもので書いてしまいました…アレ?

 

とにかく、クトゥルフ神話TRPGのシナリオをいつものサイトで公開し始めました!

こちらのサイトです→クトゥルフ神話TRPG - TRPG神々の黄昏

 

書き終わりはしましたが、メンバーが散らばっていて、テストプレイが出来ていないので、想定外のプレイヤーの動きなどには対応できていないかもしれません。このシナリオでプレイしてくださるゲームキーパーさんの力量にすべてをゆだねましょう!

 

今回公開したシナリオは、『アンドロイドは名状しがたき夢を見るか?』というシナリオです。そう、あのSFの名作、ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読み終わった直後に書き始めました。

 

以下、このシナリオのネタバレを含みます。

 

 

1.シナリオのアイディアを振り返る

今回のシナリオライティングは、完全にアイディア先行型です。ほとんどタイトルに引っ張られて作ったと言っても過言ではありません。

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

 

 

ディックの小説自体は、人間のもつ「共感」の能力という要素が主題になっています。共感できないアンドロイドと、共感によって生き残っている人間。主人公は違法アンドロイドを殺すバウンティハンターですが、彼はアンドロイドにも共感を覚えてしまいそうになります。しかし、彼はそれらを無慈悲にも殺さなければなりません。いったいアンドロイドの本質、ひいては人間の本質とはなんなのでしょうか?人間とアンドロイドの間の共感と殺し合いのなかから、私たちはディックの豊かなアイディアを感じることができるでしょう。

 

…が、それはまた別のお話。今回はそんなディックの小説を読んだ後、私がそれをクトゥルフ化してやろうと目論んだところから始まります。

 

クトゥルフ化するにあたって、アンドロイドをどう処理するかが問題でした。その時点で、とりあえず、アンドロイドの中身はミ=ゴの取り出した脳缶というのは決まっていました。現代のテクノロジーで、アンドロイド級の人工知能を作ることができないからです。

 

しかし、これでは、生み出されてしまったアンドロイドを破壊する気にはなれません。アンドロイドは被害者であって、加害者ではないからです。ここではアンドロイドを被害者兼加害者に仕立て上げて、それを破壊しなければならないという状況を生み出したかったのです。

 

 

2.採用されたのは、狂信者の脳缶

結果的に、アンドロイドの中身を狂信者にしてしまう、というものです。どの邪神の狂信者かって?そんなものは当然、「夢」と関わりが深い、チャウグナー・フォーンですよ。アンドロイドにチャウグナー・フォーンの夢を見てもらおうじゃありませんか。

 

この時点でかなり気持ち悪い感じのシナリオになっているのですが、もっと気持ち悪くしたかったので、脳缶が連結されていることにしました。そのなかで一番パワーがある狂信者の脳が、たくさんの脳を支配している感じになっています。

 

この事態にミ=ゴさんも焦っています。狂信者の素性を把握するために、宗教組織に出向いたりして、情報を収集しているのです。当然、探索者たちとも遭遇戦になります。

探索者たちは、チャウグナー・フォーンの影と、ミ=ゴの襲撃に怯えながら、この怪事件を解決しなければなりません。そう、探索者の一人は、チャウグナー・フォーンの悪夢に取り憑かれているのです。ああ、おそろしや、おそろしや。

 

かくして、悪夢による時間制限下で、二つの狂信的組織を相手にするという、トチ狂ったシナリオの輪郭が完成しました。

 

 

3.舞台設定など詳細について

今回のシナリオは、最先端テクノロジーが登場するので、大学を舞台にすることは決まっていました。日本でエンジニアリングの最先端といえば、東京工業大学以外ありえない、という偏見から、舞台は大岡山にある架空の大学というのもすんなり決定です。架空にする意味はほとんどないくらい、全然隠せてませんけど。

あとは慣れ親しんだ東京の街の中に、いろいろな施設を配置すればおしまいです。今回登場するのは、新宿と自由が丘と大岡山です。プレイヤーの気分次第では国会図書館に行く人もいるかもしれませんね。

 

土地の少なさから言って、プレイヤーの必須行動は思いの外少ないものです。しかし、ミ=ゴとの戦闘や、狂信的宗教組織への潜入、そしてなにより、アンドロイドとの心理戦など、プレイヤーの判断が求められる場面は非常に多いので、面白いシナリオになっているのではないかな、と想像しています。

 

感覚としては、SF小説をゲームで体験する、という感覚に仕上げたので、ストーリーもわりと一本道に近いです。私の得意とする自由度のクソ高いシナリオにならなかったのが残念ですが、クトゥルフ神話TRPGでは初めてのシナリオなので仕方ないでしょう。

 

このシナリオのプレイが実現したら、このブログでリプレイを書く他、リプレイ動画などとしても仕上げてみようと思います。

 

trpg.hatenablog.com