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【ルールの勉強】睡眠回復と魔法の重ねがけ【ソードワールド2.0】

〈睡眠による回復〉

コンピュータゲームにおけるRPGでは、宿屋に泊まればHPとMPを全回復することができますが、TRPGソードワールド2.0ではそんなことはできません。

 

これまでのセッションでも、たびたび宿による回復値が問題にされていたのですが、しっかりとルールブック195ページに記されていました。

 

●3時間の睡眠
HP:最大HPの1割回復
MP:最大MPの半分回復

●6時間の睡眠
HP:最大HPの2割回復
MP:全回復

 

つまり、宿屋に行って全回復するのはMPだけです。
さらに、1日に6時間以上睡眠をしても、HP・MPが回復することはありません。

GMの考え方次第ですが、テントを持たない野営や、寒冷地など極限気候での野営などに際しては、回復量を減らしてみても、シナリオの難易度を左右することができるかもしれません。

 

今度、野営をうまく使った、探検シナリオでも作ってみようかと思います。

 

 

〈魔法の重ねがけ〉

それから、魔法の判定類について覚え書きを。

 

魔法による攻撃、補助効果の発動に際して行われる判定は以下手順で進みます。
①攻撃・補助魔法とその対象の宣言
②行使判定→成功度の決定
③抵抗判定→成功度に精神抵抗
④抵抗に成功していれば、魔法表の抵抗効果を処理
⑤攻撃魔法ならダメージ処理

 

魔法ダメージは回避不能ですが、精神抵抗判定によって威力を半減することができる場合があります。そのほかにも、補助魔法の効果を打ち消したり、精神抵抗成功の場合の処理はさまざまです。

 

さて、問題になるのは、ブラント・ウェポンなどの補助効果の重ねがけです。二重三重にもプロテクションをかけることができるのでしょうか?

 

答えは、できません。
ルールブックⅠの134ページにしっかりと回答されています。

 

つまり、魔法によって威力を下げたり、防御点を増やしたりできる限界値は、その魔法一回で実現できる値が限界です。毎ターンブラントウェポンして、敵からのダメージを1にすれば勝てるというようなバグゲーではない、ということですね。

 

そうなると、自分たちより圧倒的に強いモンスターと戦うのはますます難しいですね。

 

先日のセッションで、レベル3冒険者三人でサンダーバード討伐戦を行ったのですが、私のキャラクターが死にかけました。パーティメンバーがブラントウェポンでダメージ減少をしてくれていなければ、間違いなく瀕死にはなっていたことでしょう。

この戦いで、ブラントウェポンの重ねがけと、魔法抵抗、睡眠が話題になりました。1日目の一戦で、片翼を切り落とすところまでは行けたので、撤退して睡眠をとろうという話になったのです。そうでなければ、私のキャラクターが死ぬ、と。

結局、傷口に救命草を当てたのち、睡眠で回復して、なんとか一命を取り留めましたが、その時にこれらの処理の確認の必要が生じました。その場はテンポ重視で、常識的に回復量を推定して決めましたが、すべての値が定まっていたようです。

今後はしっかりとルールに従うことにしようと思います。