TRPGをやりたい!

電源・非電源ゲーム全般の紹介・考察ブログ

【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】アンドロイドは名状しがたき夢を見るか(改訂版)3/6

探索者たちは行方不明になった知人の捜索をするうちに一つの研究室にたどり着く。その研究室では、他の研究室と共同で、高機能のアンドロイドを生み出すことに成功していた。しかし、そのアンドロイドの動作がおかしいようだとも耳にする。いったいこの研究…

【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】アンドロイドは名状しがたき夢を見るか(改訂版)2/6

探索者たちは行方不明になった知人の捜索をするうちに一つの研究室にたどり着く。その研究室では、他の研究室と共同で、高機能のアンドロイドを生み出すことに成功していた。しかし、そのアンドロイドの動作がおかしいようだとも耳にする。いったいこの研究…

【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】アンドロイドは名状しがたき夢を見るか(改訂版)1/6

探索者たちは行方不明になった知人の捜索をするうちに一つの研究室にたどり着く。その研究室では、他の研究室と共同で、高機能のアンドロイドを生み出すことに成功していた。しかし、そのアンドロイドの動作がおかしいようだとも耳にする。いったいこの研究…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−15】

前回のあらすじ 自分の決意を仲間に伝えたアーク。4人はその足でフレデリックたちを追いかける。そのころ、先行するフレデリックたちは森の奥に遺跡を発見していた。<前回 |第1シーズン|第2シーズン|レイラ個別|3−1|3−2|3−3|3−4|

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−14】

前回のあらすじ タフさで2ラウンドかけてしまったものの、ミノタウロス2匹は容易に斬りふせることができた。魔法使いは猛攻をしのいで最後の攻撃を繰り出そうとする。<前回 |第1シーズン|第2シーズン|レイラ個別|3−1|3−2|3−3|3−4|

【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】チュートリアル・トンネル(改訂版)

初めてクトゥルフ神話TRPGを遊ぶなら、その判定手順や進行方向を学ぶのに最適なこのシナリオを活用できる。多くのトンネルがそうであるように、このシナリオには一つの結末しかなく、ゲームキーパーを含めた初心者たちが快適に結末までの展開を楽しむことが…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−13】

前回のあらすじ ミノタウロスと戦闘状況にはいった冒険者たち。後衛からの魔法使いの攻撃が入るものの、GMダイスもあいまって冒険者たちは敵前衛を圧倒する。<前回 |第1シーズン|第2シーズン|レイラ個別|3−1|3−2|3−3|3−4|

TRPGをルールブックなしで遊ぶのは悪いことなの?

こんにちは。定期的にTwitterで話題になる「ルールブック未所持(不所持)問題」について、TRPGブログ運営として何か記事を出そうとついに思い立ちました。 そうはいっても、僕の主張は極めてシンプルです。要約すると次のようになります。「卓の全員と一緒…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−12】

前回のあらすじ クキバミはフレデリックに同行して森の中を進んでいた。その道中で何やら目印を隠すクキバミの横で、突如フレデリックが神と遭遇したと言い出す。神と名乗る存在が人間たちを統治した気になっていることに驚愕するフレデリックだったが、その…

超天才! 頭のいいキャラクターになりきれる5つのコツ

どうも、超天才あるいは21世紀のやばめの天才ことハカセです。人類でもすごくうえの頭脳をもつ私が、皆さんにTRPGで頭のいいキャラクターとして遊ぶときのコツを教えちゃいます。まぁ自分がIQ50000の超天才だから、逆にどうやったら頭の悪いキャラクターで遊…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−11】

前回のあらすじ アークは二人の変態と友情で結ばれた! テテテレッテッテッテーン たくさんの人たちに期待されること、自分が魔剣を目指すこと、全ての人を救えるわけではないこと。英雄という言葉が持つ重みに戸惑いを抱いていたアークだったが、シンの言葉に英雄が持つ…

ナラティブを知りたくて、僕はゲームの旅に出た【What Remains of Edith Finch】

そのゲームは2018年にナラティブアワードを受賞していた。だからきっとそこには現在最先端のナラティブがあるはずだ。 そのプロモーション映像を見たとき、僕がはじめに感じたのは「不思議なゲームだな」ということだった。でも、旅の始まりには最適なゲーム…

ナラティブを知りたくて、僕はゲームの旅に出た【序章】

ゲーム界でナラティブというキーワードがもてはやされるようになってかなりの時間がたった。もともと英語だったこの概念は、日本語に訳されないカタカナ語として日本でも流通し、今ではゲームを評価する言葉として定着しつつある。しかしいったいナラティブ…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−10】

前回のあらすじ レイラは旧交を改めながら自分の思いを口にする。魔剣よりも、冒険の中で『輝き』を見つけられるかもしれないと笑うレイラの顔は明るかった。一方、宿に戻ったカシウスとアークは酒場兼食堂で夕食をとっていた。<前回 |第1シーズン|第2…

絵本風の不思議なパズルで充実の時間を【GOROGOAレビュー】

こんにちは。先日生放送で遊んだGOROGOAが実に素晴らしかったので、紹介記事を書くことにしました。GROGOAは、4枚の絵を重ねたりくっつけたりして進行する不思議なパズルアドベンチャーです。

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−9】

前回のあらすじ アークたちを引き合わせた先輩冒険者、カミラ・ペテルカはダインハイト陥落の際に命を落としていた。冒険者の宿のマスターだったロルフ・ゴリッツは、店と看板冒険者を失い、自ら冒険者として復帰する道を選んでいた。冒険者は自由。その言葉…

〈崖〉と〈軌跡〉が生み出す物語としてのナラティブについて

こんにちは。月に2本程度で続いているシナリオ理論の第4回です。前回〈崖〉という概念が登場して、経路以外の場所を通過してプレイヤーが独自の〈軌跡〉を描くことができる平面的シナリオを提案しました。今回はその〈崖〉の概念を用いてシナリオを設計す…

あなたが投げたコントローラーに、家族は何を見るのか

こんにちは。みなさんゲームはお好きですか? 僕もかれこれスプラトゥーンというゲームを1年以上楽しんでいます。そのスプラトゥーン2についてちょっと面白い記事を目にしたので、紹介しながらeスポーツにおける場所と概念の問題について整理しようと思い…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−8】

前回のあらすじ コーラルは新しい目標を発見し、その目は未来を見ていた。課されていたクエストは解除され、心持ちを新たに次の時代へと歩みを進めるのだった。<前回 |第1シーズン|第2シーズン|レイラ個別|3−1|3−2|3−3|3−4|

【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】狂惑の輪廻(改定版)後半

完全な入れ替わりを試みる魔術師に狙われた探索者は、徐々に自らの社会的な立場を失い始める。混乱の中、同じ現象に見舞われたというホームレスの男性は、入れ替わりをしようとしている人々は嘘を使って被害者を騙そうとしているという推測を述べる。しかし…

【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】狂惑の輪廻(改定版) 前半

探索者の自宅にもう一人の自分が現れる。不条理な物言いの末に自宅を追い出された探索者は、自分にそっくりな存在の正体を暴き、自らの人生を取り戻さなければならない。

ソード・ワールド2.5ルールブック全巻発売! どんなゲームなの?

1月19日、ついにソード・ワールド2.5のルールブック第3巻が発売され、ソード・ワールド2.5の基本ルールブック3冊が揃いました。今回はソード・ワールド2.5を知らない人のために、日本で最も伝統的なTRPGシリーズであるソード・ワールドの最新作がどんなゲ…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−7】

前回のあらすじ レイラは騎士団時代の友人アルミィと出会い、二人で再開の時間を過ごすことにした。一方アークとカシウスはシェリーに再開し、彼女が多くの知人を失ったことを聞かされる。多くの人を救った英雄として持ち上げられているアークに対して、自分…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−6】

前回のあらすじ コーラルは帝国から逃れてきた海軍兵や帝国神官に出会った。なにやら訳ありの人々が集まっているようだ。一方アークたちは戦利品の換金へ向かっていた。 <前回 |第1シーズン|第2シーズン|レイラ個別|3−1|3−2|3−3|3−4|

ゲームシナリオにおける〈崖〉と〈軌跡〉

シナリオの構造について改めて議論する連載の第2回です。今回はダンジョンの構造からさらに〈壁〉を取り払うことで、ダンジョンから〈経路〉を消失させようと思います。

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−5】

前回のあらすじ アークの成長を目にしていないノイはアークに期待することができない。一方のクキバミはアークに対する期待を抱きつつもツンデレ心で素直に物を言わなかった。英雄志望たちは明日の仕事に向けてそれぞれの時間を過ごす。 <前回 |第1シーズ…

【連載】ラインズ 線の文化史 を読む(6)

こんにちは、ハカセです。ラインズの最終章に当たる第6章を読んでいきましょう。 それにしてもここまで読み下すのに1ヶ月もかかってしまいましたね。ようやくこれで本書も終わりになります。本書を読んで思いついたシナリオ論などについては「ゲームシナリ…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−4】

前回のあらすじ クキバミが離脱した状態で、前回の冒険の戦利品の換金へ向かう冒険者たち。その道中、リンディンフォーデの掟である仕事をする者のみが滞在できるという約束に従って、ひとつの仕事を依頼された。その頃クキバミは…… <前回 |第1シーズン|…

ストーリー的なシナリオは〈壁〉と〈経路〉でできている

先日の記事で「迷路からダンジョンを作り、それが実は探索系のゲームでも通じるよね」という議論を展開しました。あのシリーズではあの調子で専用の語彙を作りながらどんどん議論を複雑化していく予定です。 しかしあんな調子で具体例なしに進み続けると、途…

【連載】ラインズ 線の文化史 を読む(5)

こんにちは。後半の山場となる第5章です。この章では再び文字と記述、そして印刷の問題に帰ってきます。 この章の主題は、「ただの線と記述は何が違うと言われてきたのか、そしてその違いは正しいのか」ということです。紙の上にしゅしゅっと適当に描いた曲…