TRPGをやりたい!

TRPGのトビラをひらこう!

シナリオライティング

クトゥルフ神話TRPGシナリオ「狂惑の輪廻」を公開しました

新しいシナリオ公開方式を整備中なのですが、そちらでの表記法の練習も兼ねて、この5月中に2、3本のシナリオ公開を行おうと考えております。 その第1本目として「狂惑の輪廻」というシナリオの執筆が完了しましたので、試験的に公開を開始しました。 以…

【ソード・ワールド2.0】「生者の驕り」を公開【オリジナルシナリオ】

我ながら陰惨なシナリオができてしまいました。 この度、自分の参加しているGMリレーセッション向けに一つシナリオを執筆しました。前回担当時には「幻のゾウニを求めて」とかいう意味不明なジョークシナリオを作ったのですが(これも公開されています)、今…

探索順にしばられない情報提供【クローズド構築ノート4】

クローズドシナリオの設計思想を技術別に整理して記録しておくシリーズ第4弾。今回もクトゥルフ神話TRPGのシナリオを書くのを前提に記事を書いていきます。 今回扱うのは、探索順にしばられない情報提供を行う「フレキシブル(柔軟性のある)シナリオ」とい…

火産霊神とクトゥグア、そして東アジア太陽征伐神話

日本神話の中でも中程度に知られている神様に、火産霊神(ほむすびのかみ)という神様がいます。あのイザナミ・イザナギによる神産みの最後の一柱で、名前に現れているように炎を司る神です。 今日はこの日本神話の神様について整理しながら、日本を舞台にク…

ペアシナリオライティングで学ぶシナリオ製作【第2回】

前回↓ trpg.hatenablog.com キツネさん(以下 狐)「今日は『問題と解決のパッケージ』をつくるとかなんとか言ってたな…よーし、気合を入れてツッコミ入れていかないと!」 ハカセ(以下 ハ)「いやいや、メインはそこじゃないでしょ、キツネさん!」 狐「え…

キー形式を使った探索順の構成【クローズド構築ノート3】

クローズドシナリオの設計思想を技術別に整理して記録しておくシリーズの第3回。今回もクトゥルフ神話TRPGのシナリオを書くことを前提に、また別のクローズドシナリオ設計技術についてノートに整理しておきます。 今回紹介するのは、私が「キー形式」と呼ん…

謎解きクローズドシナリオの設計【クローズド構築ノート2】

クローズドシナリオの設計思想を種類別に整理してノートにまとめておく記事の第2回。オープンな自由探索シナリオとは全く違ったノウハウが要求されるクローズドシナリオの方法論を、シナリオスタイル別に整理していきます。 今回も当然、前提となっているの…

ペアシナリオライティングで学ぶシナリオ製作【第1回】

ハカセ(以下 ハ)「全国10万人のTRPGシナリオライティングフリークの皆様、こんにちは。今年もこのシーズンがやってまいりました。全日本シナリオライティング選手権 ペア部門。冬の北風が吹くピッチ上で、出場選手たちの熱気が春の息吹を立ち上がらせる…

時間経過式イベントによるクローズドシナリオ設計【クローズド構築ノート1】

これまでオープンシナリオばかり設計していたので、クローズドシナリオを設計する方法についてはあまり考えてきませんでした。いざ書いてみると、いつも使っている技能連結型ノウハウが利用できないらしいことがわかってきたので、新しい手法をいくつも開発…

クローズドシナリオにおける自由探索と物語

難易度について考察する連載記事を執筆するのと並行して、一つのクローズドシナリオを設計していました。 前回執筆したクローズドシナリオ「糸に囚われて」のときには、ある点を棚上げにすることで、完成度が低いなりに一つのシナリオを完成させました。しか…

【ホラー本読み漁り】玩具修理者 小林泰三

久しぶりにホラー本を読みましたのでご報告。 こちらの作品、それとなくクトゥルフ神話も参照されておりまして、非常に魅力的なアイディアの中で、その不可解性を演出することに一躍かっています。 本作の特徴を切り抜けば、次のような言葉が適切でしょう。…

クトゥルフ神話的恐怖の現代日本的再現について

クトゥルフ神話を現代の日本人が体系的に学ぶとき、首を傾げてしまうことがあります。 独自の神話体系を構築したという点では、たしかにラヴクラフトの想像力は驚嘆に値するかもしれない。でも、それってそんなに特殊だったの? と。 それもそのはずです。日…

【読書記録】壁 安部公房

私が一番好きな作家は安部公房なのですが、帰国を機に、その作品を読み返しております。 せっかくなので、私が大好きな作家・安部公房の世界を一人でも多くの方に伝えるべく、それぞれの作品の私なりの解釈と、魅力をお伝えしていこうと思います。 というわ…

クトゥルフ神話TRPGシナリオのための生物学講座(2)ホルモンとマイクロバイオーム

思いついたら一気に書くが信条のわたし。早速第2回です。 前回はDNAを勉強して、ウイルスがそれを書き換えるという話をしましたね。 今回は少しだけスケールを大きくして、微生物と人間の関わりを勉強することにしましょう。 なお、今回の後半で登場する神…

クトゥルフ神話TRPGシナリオのための生物学講座(1)遺伝子とDNA

遺伝子とかDNAについて解説しているサイトは数あれど、それをクトゥルフ神話TRPGのシナリオライティングのために整理してくれているのなんて、あの「クトゥルフ2010」以外にないんじゃないだろうか… などと考えまして、今回は、遺伝学の基礎をクトゥルフ…

【ソード・ワールド世界考察】〈ガン〉にライフリングは刻まれているのか?

変なことが気になったので、検証してみることにしました。 それというのも、Twitterで妄想していた、ソード・ワールド世界を舞台にした推理小説を書くにあたって、その詳細な設定を検証する必要が生じたからです。 今回の検証課題は、ズバリ、「〈ガン〉装備…

次元超越的存在に関する覚書

「五次元少女」という小説を書き進めていたのですが、やっぱり設定が甘い!ということで、設定を再考しておりました。 しかし、いい加減、テキストベースでなければ考察が進められない領域に踏み込みつつあるので、ちょっとメモがてら、ここに書いておこうか…

【読書記録】新世界より 漫画版

以前から友人に勧められていたこともあって、日本で漫画喫茶泊をするついでに読んでみました。 なお、以前「天使の囀り」のレビューで、手放しに称賛した貴志祐介さんの小説がもとになっているので、結構期待して読ませていただきましたよ。 まずはいつもど…

【読書記録】帝都物語 第壱番 荒俣宏

よく知られた一作である、帝都物語シリーズの第1巻をようやく読み終わりました。 正直なところ、読むのにものすごく時間がかかってしまって、個人的にはどちらかといえば苦手な作品に数えられるという結果になりました。ファンの方には申し訳ない。 私の個人…

【ホラー本読み漁り】粘膜人間 飴村行

「粘膜人間」という変わったタイトルの小説を読みました。 「変わったタイトル」と言いましたが、ホラー小説好きの間なら、この「粘膜」シリーズは結構知られているシリーズなのかもしれません。 本書の著者である飴村行さんの作品は、大正時代的エロ・グロ…

【ホラー本読み漁り】富江 上・下 伊藤潤二

傑作ホラー漫画を多数送り出している、伊藤潤二さんの作品を初めて手に取りました。 初読ということで、今回は傑作選の第一巻「富江」を選んでみました。 上巻だけのつもりが、思わず下巻まで手が伸び、一気に通しで読んでしまうほど、「富江」の魅力に取り…

クトゥルフ神話TRPGシナリオ「糸に囚われて」を公開しました

いいアイディアが浮かんだので、クトゥルフ神話TRPGシナリオとして書き上げました。 今回は、比較的シンプルなシナリオで、短い時間でササッと遊べるものを意識しました。 いつものサイト↓ クトゥルフ神話TRPG - TRPG神々の黄昏 こちらで公開しておりますの…

【ソード・ワールド2.0】「閉ざされた町に咲く花」を公開【オリジナルシナリオ】

公開まで随分時間がかかってしまいましたが、お気にいりのシナリオである、「閉ざされた町に咲く花」を公開しました。 ソードワールド2.0 - TRPG神々の黄昏sites.google.com こちらのシナリオは、元は動画用に製作したキャンペーンの途中で登場する、ショー…

菅原道真はニャルラトホテプを召喚したのか?【クトゥルフ雑談】

今日目が覚めた時、私はわけのわからない夢を見ていました。 菅原道真の祟りは、ニャルラトホテプの召喚ではなかったのか、と。 はい、わけがわかりませんよね(笑) 最近、変な知識ばかりを研究しているせいで、夢がずいぶんカオスなんです。でも、目覚めて…

日本におけるヤギ飼育の歴史と山羊神の不在:邪神シュブ=ニグラスの日本化

クトゥルフ神話TRPGを、現代日本シナリオで遊ぶときに、実に使いづらい邪神様がいらっしゃいました。 シュブ=ニグラス です。 なぜ?とお思いになる方もいるとは思います。 その答えは簡単です。日本では、山羊が全然生息していないからです。

群馬県大間々の鬼子伝承を基にしたシナリオの執筆

セッションができないせいで、シナリオライティングばかりが捗るわたしです。 今日も相対性理論(バンド)の音楽を聴きながら、万単位で文字を書く、そんな日々。 さて、先日山梨県の夜叉神峠について調べていたことからも分かる様に、このところ日本の伝承…

【ホラー本読み漁り】天使の囀り 貴志祐介

また一冊読みました。 1950年代アメリカンホラー、典型的Jホラーときて、今度はバイオSFホラーです。 天使の囀り 角川ホラー文庫 作者: 貴志祐介 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2012/12/04 メディア: Kindle版 購入: 2人 クリック: 1回 この…

夜叉神峠の謂れに見る、人々と神様の関係

山梨県シナリオを作ろうと思って、googleマップをぶらついていたら、「夜叉神峠」という気になる地名を見つけました。 なんでまた夜叉なんだろうか、と思うのは人間の常。早速謂れを調べてみることにしました。 すると、“クトゥルフ神話に頭を汚染された人間…

クトゥルフ神話TRPGシナリオ「肝試しのあと」公開

一日かけて、シナリオの執筆を済ませました。 →クトゥルフ神話TRPG - TRPG神々の黄昏(リスト内「肝試しのあと」) ホラー小説を基にしたシナリオだったので、話の筋が概ね定まっており、さすがに執筆スピードが速かったです。 なお、プレイには右にあるルー…

【ホラー本読み漁り】祝山 加門七海

祝山(いわいやま) (光文社文庫) 作者: 加門七海 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2014/08/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 読みました。 体験談の形式をとった怪談話、という感じの本です。 分量もそう多くなく、2時間程度で読み終わ…