TRPGをやりたい!

電源・非電源ゲーム全般の紹介・考察ブログ

【ソード・ワールド2.0リプレイ】動き始めた歯車【英雄志望と二つの剣2nd season 2-12】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−2

 

前回のあらすじ

“わかりやすい足跡”を追いかけると、そこで待ち構えていたのは魔動機術を使いこなす謎の男が息を潜めて待ち構えていた。数的不利にも関わらず、暗殺者は怯むことなく攻撃を仕掛けてくる。すかさずクキバミが放ったショックボムは、相手の身動きを取りづらくし、形勢は圧倒的なものになりつつあった。

続きを読む

そういえば自家とふを設置しましたよ

 先日自家とふを設置しました。なんだか思い立ったらすぐ行動ということで、以前からずっと考えてはいたんですが、一度にえいっとやってしまいました。

 

 自家とふの設置はなんだか大変だという印象をお持ちの方もいるかもしれませんが(現にぼくがそうだった)、やってみるとそうでもありませんでした(維持管理についてはどうなのか、まだわかりませんが)。

 

 というわけで、本日は思ったより簡単だったどどんとふ設置について、僕個人の場合のケーススタディをご報告いたします。一般に広く通じる話の部分と僕だけの話の部分があると思いますので、その辺りについてはそれぞれご判断ください。(なんといっても、僕自身はサーバーの扱い方なんてものには全くもって知識がないど素人なので、トラブル対応とかはできませんので……)

 

  • そもそも自家とふってなに? なんで必要なの?
  • サーバーの契約
  • どどんとふのデータをダウンロード
  • FTPソフトの利用
  • そして起動実験
  • 自家とふ設置に関するまとめ
続きを読む

【ソード・ワールド2.0リプレイ】動き始めた歯車【英雄志望と二つの剣2nd season 2-11】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−2

 

前回のあらすじ

フロンタ隊長のことを信用している冒険者たちは、黒幕候補筆頭である領主コリンズ侯爵に話を聞いてみるが、まったくもって尻尾を出さない。つまりコリンズの仕業ではないということなのだろうか。その一方で結託していると思われていた帝国商会と皇帝権力が対立していることもわかってきた。帝国商会の有力者であるブラックバーン商会がこの権力闘争の鍵を握っているようだ。しかしその一人娘であるレイチェルはカシウスといちゃいちゃタイムを繰り広げている。いったいこの襲撃の黒幕は誰なのだろうか?

 

レイラ:じゃあ足跡を追いましょうか

カシウス:俺についてこい!

アーク:きゃーカシウスかっこいい!

カシウス:きりっ

続きを読む

どうしてオリジナルシナリオを書きたいのかに端を発したぼやき

 シナリオの書き方関係の記事を以前は定期的に上げていましたが、半年くらい前からいろいろなところに小さな躓きを感じていて、そういうことを話さずにきました。「結局自分の作ったシナリオで語るしかないのよね」という考えになって、作り方を紹介してもなんだか意味のあることなのかよくわからなくなっていたからです。

 

 こうした心の躓きの背景には、実は「どうしてオリジナルシナリオを書きたいと多くの人が思うのか」を理解できていないという問題があったのではないかと思います。

 

  • 僕自身の話と感じ続けていた「躓き」
  • 書けない人にハウツーを届けることの意味
  • 初心にかえったシナリオ作成体験
  • なんだか忘れていた基本的なこと

 

続きを読む

【ソード・ワールド2.0リプレイ】動き始めた歯車【英雄志望と二つの剣2nd season 2-10】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−2

 

前回のあらすじ

アイラットの領主コリンズ侯爵の暗殺を試みたのは、どうやら蛮族ではないようだ。そのことに気づいた冒険者たちは、GMがいったい何を企んでいるのかと訝り始める。現時点で調査できる限界として、そのコリンズ侯爵の元へ話を聞きに向かったレイラとクキバミ。一方アークたち3人はレイチェルの元で2人を待つことにした。

 

GM:では、レイチェルを通じて面会を申し込むと、今度は快諾されたのかすぐに部屋に招かれます。お留守番組はここでレイチェルと雑談していてください

アーク:はーい

続きを読む

やさしい狂気のはじめかたVol.3 掲載シナリオ紹介【クトゥルフ神話TRPGシナリオ集】

 皆様長らくお待たせいたしました。先日ようやく「やさしい狂気のはじめ方Vol.3」の掲載シナリオが全て整いましたので、ご報告させていただきます。

nezupuro.booth.pm

 発売自体は昨年の11月に行われたように記憶しておりますが、それから長きにわたってシナリオ一つが未掲載状態のままというあるまじき失態をおかしてしまいましたこと、まずはこの場を借りて心よりお詫び申し上げます。

 

 さて、本日は無事に3シナリオが整った「やさしい狂気のはじめ方Vol.3」の掲載シナリオを紹介していこうと思います。

 

f:id:xuesheng:20170630223535j:plain

  • 狼をめぐる冒険
  • 秋の足音
  • ミツバチ
  • まとめ
続きを読む

【ソード・ワールド2.0リプレイ】動き始めた歯車【英雄志望と二つの剣2nd season 2-9】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−2

 

前回のあらすじ

フロンタ隊長は帝都側との交渉でとにかく不利に立たされているようだ。冒険者たちへの報酬も確保できないほど権限が奪われているらしい。そのこととコリンズ侯爵との対立が関係しているのだろうか。そんな疑問を抱く暇もなく、レイチェル・ブラックバーンが資金提供を提案する。果たしてコリンズ侯爵の暗殺を試みた暗殺者の正体とは……

続きを読む

【ソード・ワールド2.0リプレイ】動き始めた歯車【英雄志望と二つの剣2nd season 2-8】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−2

 

前回のあらすじ

自由人二人はコリンズの邸宅に侵入して好き勝手に調査し、しまいにはウサギ肉のシチューをつまみ食いして帰った。一見自由に見える二人の行動だったが、重要な情報をいくつか持ち帰っており、プレイヤーレベルでは助かる探索だった。玄関先でレイチェルと話すカシウスたちと合流したところで、重要なことを思い出す。

 

続きを読む

【ソード・ワールド2.0リプレイ】動き始めた歯車【英雄志望と二つの剣2nd season 2-7】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−2

 

前回のあらすじ

警備を依頼されたコリンズ侯爵の邸宅に向かった冒険者たちだったが、深刻な政治対立を抱えたフロンタ隊長とコリンズ侯爵の関係のせいか、門前払いを食らう。そこに現れたレイチェルとクキバミは、冒険者たちに屋敷の外での調査を提案する。しかしそのとき、冒険者の自由人代表二人が姿を消していた。

 

※今回までログが残っていなかったので、プレイヤーたちの記憶に基づいて再構成されています。

続きを読む

【ソード・ワールド2.0リプレイ】動き始めた歯車【英雄志望と二つの剣2nd season 2-6】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−2

 

前回のあらすじ

コリンズ邸で上がった悲鳴はコリンズ侯爵のものだった。駆けつけたクキバミは怪しげなローブの暗殺者の姿を目撃する。まるでその場から消えてしまったかのように鮮やかに逃げ出した暗殺者は、黒い羽を一枚残していく。その証拠を持ち込み生き延びたコリンズ侯爵に示すと、侯爵は皇帝派の陰謀だと言って聞かないクズ野郎だった。

 

※このパートと次のパートでは、トラブルによりログが消失していたため、メンバーの記憶をもとに再構成しています。

続きを読む

【ソード・ワールド2.0リプレイ】動き始めた歯車【英雄志望と二つの剣2nd season 2-5】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−2

 

前回のあらすじ

カシウスは扉に潰されて踏まれたうえレイラの胸を触る最低野郎だった(曲解) なんだかとぼけたやりとりの数分前、レイチェルとともにコリンズの邸宅に向かっていたクキバミは、そこで男性の悲鳴を耳にする。歌舞伎うさぎことクキバミは大見得を切って邸宅に突入する。

続きを読む

【ソード・ワールド2.0リプレイ】動き始めた歯車【英雄志望と二つの剣2nd season 2-4】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−2

 

前回のあらすじ

フロンタの紹介で元海賊のコーラルを迎えた冒険者たちは、街に忍び込んで暗殺を試みる蛮族がいるかもしれないとして、その攻撃対象にされそうなコリンズ侯爵の邸宅へ向かう。それは騎士団にフレデリックの身柄を引き渡したレイチェル・ブラックバーンがしばらく身を寄せる予定の邸宅でもあった。

続きを読む